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愛の流刑地

2010年02月24日 19:03

たまにはログ連投してみます。

というのも、連休だったのに
女子フィギュアで一日潰してしまったから
なのです。

キムヨナ選手が強いのは分かってましたが、
あれほどの自信と正確さを兼ね備えた演技
されては…。
それでも真央ちゃんはすごかったですよ。
SP2位通過おめでとう!フリーで逆転願ってます。

安藤選手、鈴木選手もまだメダルのチャンス、
絶対にあります。
応援してます♪

さて、時事ネタはこれくらいにして、
昨日に引き続き映画ネタを。

寺島しのぶさんがベネチア国際で最優秀女優賞を
取ったので時事的にもよさそう、という事で
今回は

愛の流刑地

ピックアップ。内容が内容だけに
ウラログに記載させてもらいます。


簡単に内容をバラすと、不倫の果てに
人妻を殺した主人公が服役するまでの
ドラマです。

ただし、一つ一つの言葉は
結構重いものがあります。

誰かを死ぬほど愛した事がありますか?

多分、無理です…。
愛する人は殺せません…。

失楽園ほどではないにせよ、
見る人を選ぶ作品ですね。

人妻とか不倫経験を持った人、あるいは
その予備軍が考えさせられる話です。

…はい、ピックアップするってことは
私もその予備軍です。
というか、だった、といった方がいいのかも。

不倫をしている人には
大まかにいって2つのタイプがあると
おもうのです。

一つ目は肉体的遊びを追求するタイプ。

二つ目は精神的に繋がるのを求めるタイプ。

映画の女性は2つとも兼ね備える激情タイプ。
男はおそらくそれほどでもなかったのだろうけど、女性は違いました。

最初に憧れが彼女不倫に走らせ、
肉体的にも女の喜びを知ってしまった。
それが彼女の心に更に火をつけ、
自分の生きていた世界を
土台から揺さぶる事に。

残念ながら彼女には罪悪感というものが
残っており、遅かれ早かれ死を選んで
いたのかも知れません。

彼の最初の女にはなれなかったけど、
最後の女にはなれるかもしれない。

愛する人の手で自分を殺させる程
相手の心の中に入っていきたいと願う気持ち。
そしてそれに応えられる男。

私にはその覚悟はありません。
恐らく泣いて彼女のため、とか言って
別れると思います。
もしくは逃避行まで?
確実に損害賠償発生ですね…。

もっとも男は女性ほどの覚悟がなかったから
相手を殺して自分も死ぬという、最悪の形である
失楽園」ENDにはならなかったんでしょうが。

裁判を通して彼女の心を理解できたのは
彼にとっても、視聴者にとっても、
幸運だったのかも知れませんね。

その結果8年という歳月を彼女の想いと共に
狭い檻の中で暮らすハメになりました。
幸せそうだからいいんですけど。

死んでまでも愛する男に尽くしたい…。

確かに究極の愛です。

なおこのような事は映画の話だけでは
なく、実際にもたまに起こる出来事なのだ
そうです。

相手を燃え上がらせるのも考えものでしょうか。

言ってみて~ぇ(泣)


人間の心。

純粋で、打算的で、単純で、複雑で、

かつ

醜く、そして美しい。

とても考えさせられる物語でした。



では、また。




補足)

その後、色々調べてみた結果、次の事が分かりました。

男性は冬香さんとずっと生きたかったんですね。
冬香さんは一緒に死にたかった、というのに。

だから飛び降りも躊躇した。理由は冬香さんとの間に出来た
子ども小説のこと)の行く末、
および世間に自分達の生き様を知らせたかったから。

冬香さんは全てを彼との愛に注ぎ込みたくて中途半端な自分を
許したくなかった。旦那に体を与えるのも拒絶したぐらい。

ラスト刑務所で男が冬香さんとの思い出に浸るシーンが
印象的です。
今の今まで全く登場しなかった彼と過ごして喜ぶ冬香さんの
輝きようがなんとも言えません。

女性は恋をすると奇麗になる。

真理だと思います。

それだけ寺島さんの好演、および演出が優れている、という
証左なのでしょうね。

エロシーンだけでなく、人間的魅力に溢れるいい作品だと
思います。

返す返す、人を選ぶ作品なのが勿体ない。

キャタピラー」も期待して見ることにしましょう。

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