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選択肢

2010年02月23日 05:42

切ないラブストーリー
あなたならどんなシーンを思い浮かべますか?

私は「時」と「青春」を掛け合わせた
ラブストーリーが最強だと思います。

そして真っ先に思い浮かべるのが…

時をかける少女

筒井康隆センセの代表的作品であり、
角川映画最高峰の一つでもあり、
ジェベナイル(思春期小説)作品の代表例
でもあるこの作品。

この春、再々映画化です。(多分4回目ぐらい)

原田知世版を皮切りに
何度も映画化ドラマ化、アニメ化
されその度に主人公と同世代の人々に
感動を与えてくれました。

その時々の一番旬なヒロインを抜擢し、
その時々の時代背景にあわせられる、
まさに「時をかけられる」作品なのです。

たしか私も以前にアニメ版
紹介したような記憶があります。

そんな「時かけ」好き親父が
今回の劇場化に際し、何か言わない訳が
あるだろうか?いやない!(反語)

今回のバージョンではなんと
女性側がタイムリープしてしまうという事
らしいので、少し期待してます。

どんなドタバタと感動が待ち受けるの
でしょうか?

3月の公開が楽しみです。

見たら感想をUPするので、
興味のある方はまた覗きにきてくださいね。






以下ネタバレ多いので知りたくない方は
パスしてください。)






ついでなので、「時をかける少女」の魅力に
ついて語らせてください。

この作品に共通するのは
ほのかな甘い恋の痛み。

ハッピーエンドなんだけど、
若干棘が残ってしまうせつなさ、とでも
いうのでしょうか。

全てが丸く収まらない。

これはとても重要な事だと思うのです。

例えば歴代ヒロインのその後。

必ず別れが待ち受けています。

原田版では
ヒロインが大人になったシーンにて
お互いがお互いを忘れつつも
再びめぐり合っています。

一応のハッピーエンドです。

続編的要素の高いアニメ版では
忘れない、と誓う少女
でも実際は別れ。
今後待ち受ける選択肢を次々とクリアし、
彼とのハッピーエンドにたどり着ける
保障はないんですけどね。

ゲームで言う、フラグが少し
足りなかったEDとでも言うのでしょうか。

何はともあれ、
作者は語りかけます。

ひと時の逢瀬で心が繋がったとしても、
別れなければならない運命
あります。
その後、あなたはどう過ごしますか?

思い続けますか?

OR

諦めますか?



この選択肢こそが命題なのかもしれません。



それにしても無理のある設定では
あります。

そもそも恋に陥るはずのない二人が
出会ってしまい、
なおかつ心を通じてしまう事は
ほぼ無いでしょう。

だからこその結ばれない恋。

初恋だけにその想いもただ一途だけに…。
自分ならきっぱり諦めて次の恋に
走り出します。

でも本音としては

こんな恋、してみたいです。
きっと盛り上がるんだろうなぁ。




そもそも
人はなぜ恋をしてしまうのでしょう?



自分以外の存在に
自分自身を認めてもらえるから?
分かち合えるから?
励ましあえるから?

きっと答えは皆さんの心の中に
あるでしょう。

そしてその答えを声に出して
相手に伝えます。

お前が欲しい、と
自分の気持ちを言うための
起爆剤。

それが恋なのかも知れませんね。

ちっともロマンチックではないですが、
コミュニケーションを発展させるために
恋はいい役割を果たしていると
思います。

ある意味本能と応えた方がよかったのかな?

皆さんはどう考えるでしょうか?


なにはともあれ、

恋の痛みは自分自身の
無限にある様々な希望や願望、欲望
初めて生み出すために
力の限りを振り絞って
叶えようとするために
必要になります。

だからこそ

初恋は何時までも忘れられない。

自分の純粋な気持ちの結晶

いつまでも大切にしたいものです。


これまでも、そしてこれからも。





では、また。

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