往路でイク・・・

ガラス越しに差込む日差し・・・

多分もう秋のじゃなくて・・・

初冬の日差しだとおもう・・・

それが心地いい・・・

そんな余裕はわたしにはないかも・・・


『とりあえず』

「うん・・・」

なんか露出が最近増えてる・・・

でも見抜かれてる・・・

わたしが・・・

主人のよく使う言葉で言えば

煮詰まってくことを・・・



体に巻きつけた服・・・

うん　これは服　　たぶん・・・

結んだ部分を解く・・・

腰を持ち上げ引き抜く・・・

それだけ・・・

それでわたしは何一つ纏わない姿に・・・

彼がわたしに毛布をかける・・・

『じゃ　行くよ』

そう言って彼は車を走らせる

インターに入る・・・

「えっ・・・」

彼が毛布を剥ぎ取る・・・

「ちょっとまだ・・・」

後ろに縛られて身動きが・・・

「見られちゃうよ・・・」

『多分　大丈夫』

「たぶんって・・・」

料金所が見えてきた・・・

見られる・・・

その瞬間　体中が沸騰したみたいに・・・

　

そして料金所を通りぬける・・・

主人がクスクスと笑っている・・・

「あっ・・・そうか」

ETCってその気になれば一気に通過出来るのよね・・・

ほっと安心した・・・

でも安心なんかしてられなかった・・・

「あひっ・・・」

主人の指があそこをなぞる・・・

あそこから離れた指・・・

でも・・・

繋がって・・・いる・・・

それがわたしをまた沸騰させる・・・

ローターが2つ・・・

「うっ・・・はぁぁ」

『この前の坂井ちゃん　すごかったね』

身悶える自分の姿が坂井ちゃんに重なる・・・

限界までイカされ続けた坂井ちゃん

その果てに見せた恍惚の表情・・・

ああ、これはこの人の心理操作だ・・・

AVを見て興奮するのと同じ・・・

それに加えて　わたしの対抗心も煽って・・・

中で二つのローターが弾けあって暴れる・・・

「ふあぁぁぁっ　いや・・・」

わかる・・・

あの時の坂井ちゃんみたいに・・・

腰を小刻みに揺すってる・・・

「いや・・・いく・・・はっ」

　

こんなとこで・・・

こんな格好で・・・



あそこに押し付けられる丸い大きなもの

それが何か・・・わかってる

「だめ・・・また・・・」

無駄なお願いだとわかってる・・・

まだローターは中で動いてる・・・



ブブブブブッ



その音と同時に・・・

頭の先まで電気が走る・・・

「あー、いやぁああ　すごい・・・」

　

ブブブブという音に

ビチャビチャという音が混ざる・・・

主人が見せてくれた写真が頭によぎる

あそこを水浸しに・・・

正確には水ではないのだけど・・・

そして坂井ちゃんの洪水のような・・・



自分もそう・・・


「あひっ　いくいくいく・・・」


主人が電動マッサージ器を遠ざける・・・

直前でおあずけ・・・？

手の自由を奪ってた布がはずされる・・・

わかってる・・・

これは主人の罠・・・

わかってながらわたしは・・・

電動マッサージ器を手に持つ・・・

そして自分で当てる・・・

「あああ　いいっ　いくっ　いく・・・」



頭の中が真っ白になる・・・

正気に戻っては・・・

また昇りつめて・・・

冬の柔らかな日差しを感じ・・・

穏やかな気持ちを破るように・・・


ぐったりしたわたしに・・・

主人が毛布をかける・・・

ローターのスイッチも切られる・・・

動かないけど・・・

まだ確かに中にある・・・

それを感じながら思う・・・

わたしは・・・何やってるんだろう・・・？

考えても仕方ない・・・

わたしの体は喜んでる・・・

気持ちだってそう・・・

それに・・・

まだ始まったばかり・・・

わたしは・・・

今日明日で・・・

どこまで・・・

　　　　　　　　　　　　　・・・乱れる？