腕を組まれると嬉しいけど・・・！

前にも書いたように、中国では人と人との距離感が、日本よりかなり近い。

同じ会社の社員と食事会に行ったり、カラオケに行って、誰かがカメラを構えると、若い女の子でも、すぐに腕を組んできたりする。

「おいおい、胸も腕に当たってるで！ 気持ち良すぎるやん」ということも言えんで（当たり前か）、
しばらく耐えるちょっと嬉しい時間・・・。

日本人である私は、知識としては慣れたけど、感情としては、最後までドキドキ感がなくなれへんかったなあ。（よっ、純情やね！）

もちろん中国人の若い子は、私に特別な気持ちがあるわけもなく、ごくごく普通に腕を組んでくるだけやと思うけどね。

そうした中、一番不思議に思ったのは、上海近郊の世界遺産・黄山に中国人の旅行ツアーに混じって行った時の話。

旅行ツアーには新婚さんも加わっていて、２人とも初々しく、仲良く、横で見ていても気持ちよかった。

旅行も最後になって、景色のいいところで、新婚さんと一緒に写真撮影となった。
偶然（ホンマに偶然！）新妻の隣になった私やけど、なんとその奥さんが私に腕を組んできた。
旦那さんがその向こうにいるのに。

もちろん胸が腕に当たって気になるし、嬉しいけど、ホンマにええんかいなという気にもなるし・・・。

今となってはええ思い出やけど、今になっても、あの２人の感情がようわかれへん。

まあたぶん、なんて感情もなかったとは思うけどね！