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ネット、そしてリアルヘ.2

2009年05月29日 23:57

まったく予想していなかった展開に流れる二人・・

驚いた表情のまま固まった顔で
「・・えっ・・でも、わたしでいいんですか・・」
「なんだ、その言葉は、だから試してやろう、と言っている。」
彼女の身体から力が少しだけ抜ける。
「あっ、はい、そうですよね」
ゆっくりとタバコをくわえて火をつける。
「今 どうなっている?」
「えっ、どうなっているって・・」
「今 お前の身体はどうなっているんだ?」
顔を下に向け 組んだ両手が白くなるほど力が入っている。
「・・あついです。」
「聞こえない、もう一度聞くぞ。お前の身体はどうなっているんだ?
 目を見ろ。目を見ながら答えろ。」
「熱いです。熱くなってます。」
「そうなのか、なんで熱くなっているんだ?」
激しく振られる首、
「わかりません、わからないです。・・」
「そうかわからないのか、じゃあ教えてやろう。
 それはお前がMだからだ。淫らなMだから熱くなっているんだ。」
歪んだ眉、いまにも泣き出しそうな表情。
「わたし・・エム・なんですか・・」
「なんだ、違うのか、違いますって言い切れるのか。」
ギュッと固く結ばれた唇からは否定の言葉は出てこなかった。
「じゃあもう一つ聞く、お前の淫らなところはどうなっている?」
「えっ・・?」
「お前のメス穴は今どうなっていると聞いている。」
右手の爪が左手の平に食い込んでいる。
少し震えている身体。
「・・・・・ぬれて・います」消えいく言葉。
「聞こえない、もっとはっきりと言え」
「・・・・はい、濡れています。」
答えた瞳ははっきりとした目でこちらを見返していた。
「そうか、お前のメス穴ははしたなくも濡らしているのか。あさましいな、
 なんでだ?なぜ淫らになったんだ?」
「わかりません、わからないんですけど・・・」
「わからないのか、
 じゃあ、今日、これからどうしたい、どうしてもらいたい?
 このままお茶を飲み続けて駅の改札口でさようならとするか?」

「・・いや・です。・・」
「どうしてもらいたいんだ?」
「・・・・みて・・見てもらいたいです。・・わたしを・・
 わたしを見てください、淫らなところも、悪いところも・・
 わたしの全てを見てください。・・」
ゆっくり頷きタバコを消して
手を差し出した。
「わかった、見てやろう。・・お前の全てを・・」

やがて
その店を出て 日常が広がっている街中を歩き始めた・・
その白い手を握りながら。。

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