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独り身の母、そしておんな、♀…

2009年05月20日 08:00

母とそのオヤジ。兄がその関係をすごく忌み嫌っていたような。兄が母に、そのオヤジのことを罵倒する位に悪口を言っていたことを思い出す。図々しいとかなんとか。その当時の自分には、それはただ文字通りで。兄が何故苛立っているのか理解出来なかったのだが。今となれば、それがなんだか分かるような。兄は、その二人の関係が単なるご近所の親切によって成り立っているものじゃないことをなんとなく感じとっていたのかなと。それは、母と兄のある意味特別な関係にも由来したのかも知れないが。母の時代の女性は封建的な古い日本の婦道にまだ色濃く支配されていた。夫が亡くなれば、長男を立てる。長男は母親にとってただの我が子ではなく、家長として夫に代わるべきもの、従うものとなる。父が亡くなってしばらくして、家の食事の献立が、父の好みから兄の好みに変わったのを鮮明に覚えている。母が家長として奉られる兄。その立場とマザコンがない混ぜになった兄の複雑な感情。その感情が、父が亡くなったからと言って父以外の男と日々親しげに話す母の様子、更に男がそこまで家に踏み込んでくる様子を許せなかったんだろう。
まあ、大した関係ではなかったのだろう。オヤジは、ご近所付き合いでなにくれと寡婦の母をかばい。色々愚痴を聞いてやり。で、お茶をご馳走になり。それがたまに座敷に上がって、二人まったりだったり。ちょっとオヤジが触ったり、肩に手を掛けて。腰に手を回し。オヤジ欲望は暴走。ある時、そのまま押し倒そうと。されるがままの母… 多分、そのオヤジの年齢になった、息子妄想は暴走する。そうか、そしていつからか母とオヤジの会話は馴れ馴れしく変わったのか…
母もおんなであり、♀だった。当時のガキの自分の想像を超えて、また受け入れられなかったろう事実。母は強くもあり、しかし一匹の牝でもある。サカリ、誘い、受け入れる。今は、こんなサイトがある。当時とは、隔世。理由はどうあれ、伴侶を失った母親が♀に戻れる、或いは♀の部分を癒せる場がそれなりあるはず。まあ、それでも満たされない欲望は、あてどなくさ迷っているような…
そうなんだから、当時の母の♀としての苦しみはどれほどだったんだろう… そして、その分厚いタブーを犯したかも知れないその時。♀としての悦びはどれほど激しかったのか。今は、もうただ。終わってしまったこと… ただ… サイトがある。独り身の母親達…

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