- 名前
- ♪ NANAMI ♪
- 性別
- ♀
- 年齢
- 48歳
- 住所
- 鹿児島
- 自己紹介
- 結婚5年目ですが、淋しい思いをしています。小さい子供がおりますので現実にはムリですが...
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~背徳のシナリオ~ 忘れない躰 No.2
2009年05月18日 12:58
ある晴れた午後、玄関のチャイムが鳴った。
菜々美は抱いていた娘を下ろし、インターホンのモニターを覗く。
そこにはスーツ姿の男性・・・弘樹だ!
― え!?どうしてこの部屋が・・・?―
弘樹の元同僚だった私は思い出した。
社内の端末を使えば、人の所在の軌跡を辿る事など簡単に出来るという事を・・。端末使って調べて来たんだ・・・。
再会してから2週間程・・・何事もなく平穏無事に毎日を過ごしていたのに・・突然何??
一瞬戸惑ったが、インターホンに出た。
「はい・・・。どうしたの?」
「ちょっと外回りで・・・。近くだったから寄ってみた」
「そう・・・。ちょっと待ってて」
菜々美は動揺しながらも、玄関のドアを開ける。
後ろから娘がトコトコ付いてくる。
弘樹は周りの様子を伺いながら、ちょっと照れくさそうに開かれたドアから顔を覗かせた。
「今、いい?ちょっと話し出来る?」
「うん・・・。少しだけなら・・」
そういうと私は玄関のドアを大きく開き、弘樹を招き入れた。
後ろでニコニコと走り寄って来た娘に
「可愛い娘さんだね。名前は?」
「羽菜(はな)っていうの。旦那にそっくりで・・・。立ち話もなんだから、ちょっと入る?」
「突然ごめんね。それじゃ、少しだけ・・・。」
玄関に靴を揃え、弘樹が中に入ってくる。
慣れない様子でちらちらとあちこちに目をやっている弘樹に、心の中で願った。
― あんまり色々見ないで・・。私の家庭をあなたに見られたくなんてない・・・ ―
家族の写真が沢山飾ってある居間に通し、座布団を出して座らせた。
娘は人見知りもせずに弘樹にニコニコと何か語りかけている。
私はお茶を淹れ、緊張で震える手でテーブルに置く。
「いい部屋だな。ご主人、すごく優しそうな人で・・・しかも可愛いい子供まで・・・幸せそうだなぁ~」
「うん・・・。私には勿体ないぐらい・・」
「そうか・・。ちょっと残念だな・・・」
弘樹は少しお茶を飲み、微かな苦笑いを浮かべる。
「弘樹も素敵な奥さん・・・いるんでしょ!?」
このマンションは家庭向けの作りなので、弘樹も妻帯者だとすぐに分かった。
「まぁ・・・ね。菜々美と別れてから随分落ち込んで、彼女作る気にもならなかったけど・・何とかいい人を見つける事が出来てさ・・」
「またまたぁ~。・・・でも、弘樹も幸せそうで良かった」
録画しておいた教育アニメに夢中になって踊っている娘に微笑みながら
「うちももうすぐ2人目が産まれるから楽しみなんだよなぁ」
目を輝かせながら弘樹が言う。
― 2人目・・そっかぁ~、弘樹は奥さんとラブラブなんだなぁ~ ―
「そうなんだぁ。おめでとう!!羨ましいなぁ」
「・・・でも、だから、欲求不満気味・・・」
「あ、そうかぁ~、妊娠してたらなかなかエッチ出来ないもんねぇ~」
少し引き攣りながら、そんな返答をしてきた弘樹に難なく返した。
「菜々美んとこも旦那とラブラブだろ?あっちの方も・・・」
― え!?いきなりそんな事聞く? ―
「う・・うん。月に3回ぐらいかな・・・」
妊娠してから・・・子供が1歳になる今までセックスレスだとはとても言えない・・。
菜々美の精一杯の小さな小さな強がりだった。
「そっかぁ~、羨ましいなぁ~」
本当に羨ましそうにしている弘樹に
「でも、もう少しの辛抱じゃない!もうすぐ出産なんでしょ?」
「うん・・。そろそろ嫁も熊本の実家に里帰りするよ」
「そうなんだぁ~。それじゃ、もうすぐ自由の身だねッ」
「うん、まぁそうなんだけどねぇ~(笑)」
一生懸命踊って歌っている娘の方に目をやりながら
「そろそろ仕事に戻るよ。また来てもいい?」
「うん・・・でも近所の目も気になるし・・・」
「そうだよね・・。それじゃ携帯の番号教えておくから、また話ししよう」
「うん・・・分かった」
弘樹は名詞を取り出し、菜々美の手の平に握らせた。
玄関に弘樹を送る。
旦那以外の人を見送るのは何だか変な感じ・・。
・・・と、弘樹が突然振り返り、私を抱き寄せた。
「少しだけ・・・」
そう言うと弘樹はぎゅうっと私を抱き締めた。
娘が不思議そうにこっちを見ている。
「イヤ・・・ダメよ・・」
そう言いながらも、ガッシリした逞しい体に包まれた私は、その腕を振り解かないでいる。裏腹に、妙な心地良ささえ感じていたのである。
数秒が数分にも感じられた・・・ようやくその手を離した弘樹は、靴を履きながら照れくさそうに
「有難う・・。それじゃ、またね」
爽やかにそう言うと、玄関のドアを開け手を上げて・・ゆっくりと出て行った。
菜々美は現状を把握出来なかった。
あっけに取られたまま、心臓は飛び出しそうな程バクバクしている。
― 今、何があったの?私ったらどうかしてる・・・ ―
玄関先で足にまとわりついている娘を見下ろしながら、また体は熱くなっていた。
長い・・・何だか長くなりそうな予感・・・(*´ο`*)=3 はふぅん
エッチな展開を期待していた方・・本当に(*_ _)人ゴメンナサイ
次こそは・・・!!
まだ続きに興味がある方がいらしたら、続き書きます!(うーん、いるのかなぁ~;どうだろねぇ~(T-T*)フフフ…)
このウラログへのコメント
正章さん、いつもありがとぉ(*´ェ`*)ポッ 次を見たいって言って下さって嬉しいです(*ノωノ)お気に召す展開に出来る様に頑張りますネッ!!((((o゚▽゚)o))) ドキドキ♪
はじまりはいつも突然やってくるもんですw
次回H期待します。ってそんなに
早い展開はないかぁw
ブンジロウさん、いつもアリ*:・(*-ω人)・:*ガト 始まりは突然に・・って何かありましたねぇ(笑)次はどんな妄想しちゃおっかなぁ~自分でも未知の世界ですので(*ノωノ)
レレ爺さん、コメ。・:*:・(*´ー`*人)。・:*:・アリガト そう・・どうにもならないからまた一人妄想の世界です~(//・_・//)カァ~ッ…
ハイロさん、いつもありがとぉ(*μ_μ)ドキドキして下さったなんて嬉しいです(*´ェ`*)名前似てるんですか?((((o゚▽゚)o))) ドキドキ♪
菜々美!私も呼んでみたい・・・
登場人物に加わりたい^^
妄想の世界の!
続きよろしくお願いします。
小説になってたりしてね・・・
kaito55さん、いつもヽ(嬉≧∀≦)ノありがとっ♪呼んでみたい?どうぞ声に出して呼んでみて~(*ノωノ)いつかkaitoさん相手の妄想も書いちゃおっかな(/ω\)ハズカシーィ
北休さん、いつも有難うです(*´ェ`*)ポッ 続き、妄想を膨らませて書きますねぇ~☆でも、表現力に乏しいから満足させられるものが書けるかどうか・・・(A;´・ω・)アセアセ 頑張ります!!
悶々さん、いつも感謝です(*´ェ`*)ポッ そう、弘樹は外回りのお仕事なのです( ´艸`)ムププ どうなって行くのかは、まだ私も未知の世界・・・想像を膨らませてみまぁす(・∀・)/
同じマンションだから夜這いに来る展開も期待してます。
せごドンさん、いつもアリ*:・(*-ω人)・:*ガト 夜這い・・・旦那がいるから考えただけで怖い~ッ; o(^▽^)oキャハハハ
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