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ロマンポルノ、団地妻

2009年04月17日 00:00

ロマンポルノに共通したと思えたテーマ。倦怠に満ち満ちた日常。ふと、暗黒の口を開く落とし穴。性。破局…団地妻シリーズは、まさしくそのテーマに忠実な作品群と言えた。高度成長期の日本の都市生活の象徴であった団地暮らし。サラリーマン家庭、せせこましく平凡ながら一定の穏やかな´幸せ´を享受出来る?やがて幻想は薄れ、剥き出しの事実が残る。会社に縛られる夫。貧しい空白の時間は、主婦達に満たされない想いだけを積み重ねる。
最初、このシリーズは白川和子が主演した。彼女は我々年下の世代から見れば、成熟した女が持つ一種の♀の不潔っぽさの魅力があった。強い性臭を放つ牝。牡を誘う熟れた肉体、風情。もちろんそれは、それ…でも、自分にとっては何と言っても宮下順子彼女の包み込むような母性を感じさせる顔立ち、雰囲気肉体。温かみ、柔らかさ。そのしなやかで優しい色香。例えば、プロの女性の色気とは違う。素人人妻らしい清楚さも感じる色香。彼女は間違いなくロマンポルノの、飢えた♂達のアイドルだった。AVアイドル達とは違う大人の♀…
団地妻。昭和30年代に広がり、昭和40年代に成熟した、時代を画期した新たなライフスタイル生んだ、団地。それは、戦後日本の都市化の過程で新たに生まれた都市住民達の間違いなく夢だった。時代の華としての団地、その生活、文化。そのファッションの中にある女性、妻達。それは憧れであり、裏返せば欲望の対象でもあった。そして、浮遊的な都市市民の象徴として、或いは50年代の金妻達の先駆けとしての彼女達。その彼女達の隠された満たされない欲望、裏打ちする倦怠。それを、落とし込むのは日常のに潜む罠と言うありがち…
例えば、飛び込みのセールスマンだったりとか。或いは、すでに罠に落ちているご近所がいたりして。仲介するドラッグ。その時代も泥沼のベトナム戦争を背景としたアメリカ発の退廃的なドラッグのまん延があった。ふと手を出し、売人との不倫。買う金欲しさの売春とか。今にも十分通ずる構図。その蟻地獄の中でむさぼるのは、♀と♂の欲望のぶつけ合い。時代、社会…
ただ、その孕むテーマに因らず、♂達は自らを吃立させ癒すのみ…

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