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日活ロマンポルノ

2009年04月16日 11:30

自分の思春期。まだ、AVなど無かった時代。昭和40年代。ポルノ映画は、男達にとって唯一の動画癒しだった。テレビに圧され、映画産業は衰退一途。にもかかわらず、ピンク映画と言われたポルノ大蔵映画など中小中心に活況だった。18禁と言うテレビには無い武器で。やがて、日本最古の歴史を持つ映画会社日活ポルノに転進。食い詰めて、制作費が安く小銭を稼げるポルノに逃げ込んだのが実体。
としても、大手日活ポルノ参入は、捌け口を求める男達に大きな楽しみをもたらした。その作品群は、ロマンポルノと名付けられた。一時代を画したB級映画群。しかし、内容は必ずしもB級などではない。C級もあったかも知れないが、内容十分A級も確かにあった。男達の欲望を抜かなければならない、女を裸に剥かなければならない、その絶対の制約はあったにしても。8月はエロスの匂い、監督神代辰巳とか。神代ロマンポルノを代表するだけでなく、その時代を代表する監督にもなった。この時代を代表する映画の一本、8月の濡れた砂の姉妹版とも言える映画。決定的に違うのは18禁であるか、ないか。とにかく主演の川村真紀、いいカラダしてた!そそられる女!確か、その少し前に喜劇役者と心中未遂事件を起こしていたはず。そう言う危ない色気がムンムン。押し倒して、組み敷いて。あの熟れ切った太股で思いっ切りしがみつかれてみたいって、そんな感じ。確か人妻と言う設定だったか。非日常のセックスに破滅していくみたいな。もう、内容も良く覚えていないけど。日常があり、その制約がある。そして、ふとのぞくエロスの穴、性の深淵欲望にかられ、
ふと足を踏み外す。無限の悦楽、或いは蟻地獄… そう、性の蟻地獄。平凡で退屈で、安穏をもたらしてくれる日常。当たり前に享受していた。それが、2度と戻れない。
の堕ちていく♀。おんなが剥き出しの♀になっていく姿。♂の加虐的な性欲を満たす。
抜ける。と同時に70年安保闘争が終わり、日米安保条約が自動更新に移行。定期的政治的な反逆の祭典。その若い性衝動暴力エロスの捌け口を永遠に封じられた時代。その虚無と頽癈。祭の夏、8月。確かに破滅的な性。生産的ではない。そのエロスの匂い…

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