- 名前
- ベソ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 64歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- 我ハ墓守也。
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
沈黙の女房
2008年12月05日 05:22
いつも二言目には文句を言う女房がここ数日異様に大人しい。借りて来た猫以上。二言目に文句ではなく「ご免ね」と言われるので拍子抜けするというか、調子が狂うこと夥しい。理由は簡単。週明けに心配させた後に帰宅し「どこに行ってたの?」と聞いてもいつもと変わらず生返事しかしない息子の態度に激昂した女房が、力任せに息子の顔を叩いたことが原因。私は隣の部屋でその音を聞いたが、それは凄い音がした。
息子は当然泣きべそをかき、謝ったが食欲をなくし、頭が痛いと言ってその晩は風呂にも入らず就寝。息子の顔には女房の指の跡が付いていた。しかし受け答えは普段通り。この時点で私は特に心配していなかった。
夜中、部屋で仕事をしている私に青ざめた女房が伝えに来た。
「息子が吐いた」
緊張して息子の様子を見に行くと、通常の呼吸で一応眠っている。救急病院に連れて行くかどうか考える。まず専門家の意見を聞こうと思い以前連れて行った市民病院の救急科へ電話。今日これこれで・・・と説明している内に息子が二度目の嘔吐。これで決まりだ。私は息子を診察に連れて行く準備をした。下の子がいるので女房は家で待つしかない。着替えて息子を起こし、出かける準備をしている間に三回目の嘔吐。段々心配になる私。
病院までの車の中、特に異常なかった息子。電話で相談していたので着くとすぐに診てもらえた。問診に続いてレントゲン写真とCTスキャン。この間、息子はいつもと変わらぬ様子。嘔吐も家を出てからはしなくなった。歩き方も普通。やがてレントゲン写真とCTスキャンの結果が出て、再び先生に問診。いずれも出血は見られず異常なく、恐らく大丈夫でしょう、とのこと。しかし細い血管が破れていた場合、じわじわ出血して来る可能性があるので、一ヶ月くらいは経過観察してください、と言われた。先生に丁寧に礼を言い退散。
翌日、大事をとり息子には学校を休ませ、家で休養させた。女房は過敏に息子を心配し、「頭痛くない?」と5分おきに聞いていたそう。あれだけ叩かれればそれは痛いに決まっている。しかし表面の痛みは放っておけば良くなる、問題は脳内の出血で、それはないことを昨日病院で確認しているから過剰に心配することはない、と何度言って聞かせても聞かない。そんなに心配なら最初から叩くな、と言いたくなる私。
考えてみれば女房がいつも以上の金切り声を挙げて叫び出した時点で私が介入すべきだった。反省することしきりです。いつも自分で理由を作りストレスを感じている女ですが、最近それが嵩じているのを私は分かっていながら、何もしてやらなかった。それは私の責任。その累が息子にまで及んでしまい、申し訳なく思っています。
そして今、神妙にしているのはこの件が表沙汰になったら自分は刑務所に行く、と思い込んでいるためのようです。経過観察の期間に実際に息子に症状が出て、その原因が女房の行為にあると特定され、刑事事件として立件され執行猶予無しの判決が出て実刑に服する確率がどれだけあるか(以前書きましたが日本は犯罪者に異様に寛容な国です)、考えてみれば容易に想像が付きますが、そうした合理的な思考が元々出来ない女なんですね。私は色々な角度で励ますように心がけていますが、何か良い知恵があったら貸してください。
それにしてもねえ。昔から怒って私を叩くことはありましたが、遂に息子が標的になるとは。女房はこうして父親に叩かれながら育った、ということなんでしょう。私は大変に複雑な心境です。この連鎖はここで断ち切る。それが私のミッションです。
このウラログへのコメント
> mayaさん、その通りです。今回は私も反省の材料を沢山もらいました。まったく情けない亭主です。
本当に…
せつないな…
お友達と電話ではなすとか、気晴らしができるといいのにね…
誰もがストレスあるはず
解消法があればいいんだけどね
たたくのはお尻がいいかと…
コメントを書く