- 名前
- ベソ
- 性別
- ♂
- 年齢
- 64歳
- 住所
- 海外
- 自己紹介
- 我ハ墓守也。
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朝帰り
2008年11月29日 08:42
コーヒーが淹ったので二人分、カップについでベッドに運ぶ。彼女はうつ伏せの姿勢で枕に頭を置き、すやすやと寝息を立てていた。カーテンの間から差し込む光がもう朝であることを告げる。コーヒーを傍らのテーブルに置き、ベッドの中にもぐり込み、彼女を後ろから優しく抱き締めた。髪の匂い。優しい女の香りだ。耳たぶ。首筋。うなじ。ゆっくりと、肌の柔らかさを愛しむようにキスをした。
私の愛撫で目覚めた彼女は振り返った。恥ずかしそうな、嬉しそうな眼。
「おはよう」
「おはよう。…今、何時?」
「もうすぐ6時半」
「大変、私もう帰らなきゃ」
「おれも。・・・コーヒー、淹ってるよ」
「ありがとう」
彼女はブランケットで体を隠しながら身を起こし、コーヒーカップを受け取った。何口かすすって急に微笑んで言う。
「しちゃったね、私たち」
「…うん。しちゃったね」
「ベソさん、すごかった。私、乱れてたでしょ」
「うん。でもそこが、良かった。可愛かったよ」
「いやだぁ。恥ずかしい・・・ ご免ね。私のわがままに付き合ってくれて」
「そんなことないよ。おれも、楽しかった」
彼女はそんな私を見つめ、体を伸ばして唇にキスをした。そして至近距離でしばらく私を見つめた後、カップを置いて立ち上がった。
「シャワー、浴びて来るね」
そう言って、何か身に着けるものを探している彼女にバスローブを渡す。彼女は後ろを向き、それを纏ってからバスルームに向け歩き出した。
・・・・
何て、ことがある訳はなく。
昨晩は二人で楽しく飲んで普通の時間に帰宅しました。色んな話をしましたが、主に彼女の外国人の彼氏の話。執拗にアナルを求められて困っている、という相談に乗っていました。メールを見せてもらい、それを二人で解読したり。私はその変態男と別れることを勧めました。メールの文面からするに、どうやら彼女を切りたがっているらしい彼氏。気の毒に。
という訳で。私はまた「良き相談相手」になってしまったのでした。予測されたことですが。私にとっても貴重な飲み友達なので、不満があるはずもなく。
もてないのも芸のうち。彼女の幸せを願い、家族の眠る布団にもぐり込んだベソでした。
このウラログへのコメント
そうなの(^^;;
もてそうですけどね♪
でも、楽しめて良かったです(^^)
男と女なんて、どこでどうなるか分かりませんから、呑み友達がいつか彼女に…なんて事になる可能性も…♪
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