- 名前
- 真夜中の翼
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 一緒にいて、時には刺激的でドキドキするような、また時にはホッと安心できるような素敵な...
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そして、最後まで、本気で愛することができなかった・・・
2008年11月25日 00:33
Y子とそんな表面上は愛し合っているような関係を続ける一方
実はオレはN子との関係を完全には断ち切れてはいなかった。
N子とセックスすることは無くなったのだが
レポートはその後も4年になるまで、
いくつか代わりに書いてあげていた。
他にも同じような男がいることが薄々分ってきたので
代わりに試験に出ることも卒論を手がけるのも辞めたが
N子への恋愛感情は消し去れなかった。
時間が解決するかもしれない、
そんな淡い期待を抱きながら
Y子との関係は卒業まで続くことになる。
就職がなかなか決まらなくても、マイペースで過ごすY子。
一方、卒業後のY子を心配するオレ。
卒業後は実家に戻り、地元で就活を続けると言う。
オレが東京で就活を続けるように促したが
受け入れようとはしなかった。
卒業式の夜、仲間で集まり夜遅くまで飲んだ。
実はこの仲間はほとんどが遠距離通学ながら
自宅から通っており
下宿していたのはY子と二人の男だけであった。
その男二人も大学に残ることになってしまったので
実家に戻るのはY子だけだったのだ。
E子たち女のコの仲間もY子だけいなくなるのが寂しく
「もう少し、こっちで仕事探してみればいいのに・・・」と言う。
さらにE子は冗談めかして
「翼くん、彼女が帰っちゃうんだよ?何とかしてあげなよ~」
「ねぇ?」とY子に相槌を求めるように言うと、
Y子は「ホントは永久就職したかったんだ・・・」
と小声でつぶやいた。
オレは凍りついた。
オレだけでなく、そこにいた仲間全員が凍りついた。
Y子はすぐに「冗談よー!」と取り消したが、
オレは「ゴメン・・・」としか言えなかった。
そこにいた仲間たちみんなは
就職してすぐ結婚というのは無理だろうと解釈したようだが
Y子にはオレの「ゴメン」の意味をすぐに悟ったようだった。
こんな素敵なコに辛い思いをさせてしまったオレに
いま天罰が下ってしまっているのかもしれない。
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