デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

そして、最後まで、本気で愛することができなかった・・・

2008年11月25日 00:33

Y子とそんな表面上は愛し合っているような関係を続ける一方

実はオレはN子との関係を完全には断ち切れてはいなかった。

N子とセックスすることは無くなったのだが

レポートはその後も4年になるまで、

いくつか代わりに書いてあげていた。

他にも同じような男がいることが薄々分ってきたので

代わりに試験に出ることも卒論を手がけるのも辞めたが

N子への恋愛感情は消し去れなかった。



時間が解決するかもしれない、

そんな淡い期待を抱きながら

Y子との関係は卒業まで続くことになる。

就職がなかなか決まらなくても、マイペースで過ごすY子。

一方、卒業後のY子を心配するオレ。

卒業後は実家に戻り、地元で就活を続けると言う。

オレが東京で就活を続けるように促したが

受け入れようとはしなかった。



卒業式の夜、仲間で集まり夜遅くまで飲んだ。

実はこの仲間はほとんどが遠距離通学ながら

自宅から通っており

下宿していたのはY子と二人の男だけであった。

その男二人も大学に残ることになってしまったので

実家に戻るのはY子だけだったのだ。

E子たち女のコの仲間もY子だけいなくなるのが寂しく

「もう少し、こっちで仕事探してみればいいのに・・・」と言う。

さらにE子は冗談めかして

「翼くん、彼女が帰っちゃうんだよ?何とかしてあげなよ~」

「ねぇ?」とY子に相槌を求めるように言うと、

Y子は「ホントは永久就職したかったんだ・・・」

と小声でつぶやいた。

オレは凍りついた。

オレだけでなく、そこにいた仲間全員が凍りついた。

Y子はすぐに「冗談よー!」と取り消したが、

オレは「ゴメン・・・」としか言えなかった。

そこにいた仲間たちみんなは

就職してすぐ結婚というのは無理だろうと解釈したようだが

Y子にはオレの「ゴメン」の意味をすぐに悟ったようだった。



こんな素敵なコに辛い思いをさせてしまったオレに

いま天罰が下ってしまっているのかもしれない。

このウラログへのコメント

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

真夜中の翼

  • メールを送信する
<2008年11月>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30