みどり-42

おはようと元気な声
抱くとキス
クラクラ来る強烈なキス

「ご飯出来ているから、すぐ食べましょう。
　今日は材料有るから」
「うわー、美味しそう。
　焼き魚にお浸し、お味噌汁に和風のサラダ」
「ソーセージは焼かないで、茹でたから」

また、美味しそうに食べているわ
微笑んで
優しそうな目
この目で見詰められたら、イチコロだわ・・・女は
コーヒーはフレッシュミルクだけなのね
砂糖なしか
太ってないのにやはり気にしてるみたい

「今日は何しようか?　何処か行く?」
「何処にも行きたくない。　料理作らないと・・・４日分の」
「そうか、有り難う。　本当は、二人だけでずっと
　ここに居たい?」
「分かっているなら、聞かないでよ」
「じゃ、ずっとベッドで過ごすって言うのは?」
「それでは料理、作れないでしょう?」
「だったら、手伝うから早く作ってしまおう」
「無理・・・手抜きは出来ないの、あたし。
　夕方までは掛からないから、何かしていて」
「それでは、キッチンに居る知佳さんをずっと見ている」
「ご勝手に。
　それにさん付け止めて下さい、あたし年下だから」
「分かった、知佳って呼ぶよ。　知佳、コーヒーのお代わり」
「はい、あ・な・た」

　　　　　　　・・・つづく