- 名前
- 美樹
- 性別
- ♀
- 年齢
- 39歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 多忙な日々を送ってる会社員です。女性が多い職場なので男性と知り合うきっかけもなかなか...
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美樹さんのデジログ一覧
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2008年12月02日 13:42
そこで美樹は大きな声を出して、「こら、社員ども。この残業時間は私のものだぞ。お前たちは一体誰に尋(き)いて、のぼって来た。下りろ。下りろ。」と喚(わめ)きました。 その途端でございます。今まで何... 続きを読む
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2008年12月01日 12:11
美樹 (義兄を抱き起しながら)これから行く所があるのですか。 義兄 (まったく悄沈として腰をかけたまま)のたれ死するには家(うち)は要らんからのう……(独言のごとく)俺だってこの家(うち)に足踏... 続きを読む
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2008年11月30日 08:49
初めの間は私は私の家の飼い主が狂人ではないのかとときどき思った。観察しているとまだ三つにもならない彼女の妹が彼女をいやがるからといって姉をいやがる法があるかといって怒っている。畳の上をよちよち歩... 続きを読む
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2008年11月29日 12:52
私は多くの非難を受けるだろう。だが、私はどうしたらいいんだ? 残業のはじまる数か月前私がニ十二歳だったというのは、それは私のせいなのかしら? いうまでもなく、あの非常時における私の心の動揺は、け... 続きを読む
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2008年11月28日 13:50
「ねえ素敵じゃない? 町中を探して見つけたのよ。あなたの首輪にこの鎖をつけたら、一日に百回でも鈴を鳴らしたくなるわよ。首輪、貸してよ。この鎖をつけたらどんな風になるか見たいの」 美樹のこの言葉に... 続きを読む
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2008年11月27日 13:07
美樹は会社に立ちどまった。一方の足のつまさきで、湿った砂の上に何か描きながら、頭を下に垂れている。が、やがて浅い水の中に入って行った。その一番忙しくない時間でも仕事にドップリ浸かってしまった。浅... 続きを読む
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2008年11月26日 12:55
だが、神よ、魔王の牙(きば)より私を護(まも)りまた救いたまえ! 私の打った音の反響が鎮(しず)まるか鎮まらぬかに、その墓のなかから一つの声が私に答えたのであった! ――初めは、子供の啜(すす)... 続きを読む
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2008年11月25日 13:46
自分が回れ右をしさえすれば、それで事は終わると、と私は考えたが、太陽の光に打ち震えてる部屋が、私のうしろに、せまっていた。泉の方へ五、六歩歩いたが、課長は動かなかった。それでも、まだかなり離れて... 続きを読む
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2008年11月24日 12:41
「あ、そうだそうだ」その時私は袂(たもと)の中の檸檬(れもん)を憶い出した。本の色彩をゴチャゴチャに積みあげて、一度この檸檬で試してみたら。「そうだ」 私にまた先ほどの軽やかな昂奮が帰って来た。... 続きを読む
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2008年11月22日 12:39
会社行きの満員列車の中 私の頭をとりまく世界 すべてが 煙と奇妙な鉄色にかすんだ世界 そして私の心は 過去をさまよい 未来へと錆びついてゆき 太陽が 現世的な そして 原始的な 世界に沈むのを私... 続きを読む