希望を少しコーヒーに入れて

昔から、憧れがあったもの。
それは「朝食としての外食のモーニング」でした。

中高生の頃は、そんなものとは無縁でした。
家で朝食をかっこんで大急ぎで登校、のルーティンを頑なまでに守ってました。
たまに少しくらい早く起きても、家で食事するのは同じ。

大学生の頃は、やっぱり無縁でした。
前日の残り物を朝食として食べ、やっぱり大急ぎで登校。
もしくは食べる時間がなくて、学食でパンとか買ったり。
時間に余裕があったとしても、朝食を外で食べる金銭的余裕がなく、朝から外食なんてもってのほか。
ワンコインすら惜しんでいた時期でした。

社会人になったら…しばらくは、やっぱり無縁。
最初に勤務したのが学校だったから、学食に甘えておりました。
学食は昼休みは生徒で混雑しますが、先生は授業の空き時間に利用でき、1時間目や2時間目に授業が入ってなかったら学食行けばいいや、みたいな。
おいしい学食だったけど、モーニングなんてメニューは当然ありませんでした。

学校→塾に転職したら、出勤時間が午後からになりました。
当然、朝は家でのんびりしたり仕事の準備をしたりするので、外食なんてしませんでした。
そして夜は定時終了でも深夜になることが多く、この頃にファミレス常連になりました。
憧れのモーニングからどんどん遠ざかる時期でした。

そして今、フリーランスの私。
相変わらずファミレス常連で、昼の空き時間にはカフェでマッタリが大好きですが、モーニングってやっぱり外食の中ではトップクラスに贅沢だと思っています。
安価で食べられるし、メニューもシンプルで、多くの品数があるわけではなくても。
何より、優雅な時間をワンコインと共に買っている、という気分になります。

そんな、今日のモーニング。
イタトマのなんてことないトースト、ゆで卵、サラダ、コーヒーです。
これを家で用意するのじゃなく、外で作ってもらってリッチなソファでいただくことに意義あり、なのです。

あ、フリーランスだからって、毎朝外でモーニング食べてるわけじゃなく、たまにです。
普段は家で見栄えの悪いあり合わせをいただいてますから。
前日の残り物だったり、もらいもんの野菜を適当に切ったサラダだったり、卵やソーセージがあったらそれも食べたり。
まあ冷たいコーヒーがあったら、それとクラッカーだけ食べて朝食、みたいなことも多いし。

もうすぐ学校の夏休みが終わるので、朝から働く機会は減りますが、そうなるとモーニングの機会も減りますね。
モーニング終了後の業務がはりきれるから食べる、というのが大きいので。
でも、やっぱり時々食べに行きたいです。
活力注入のために。