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AGIが自己改良して行く可能性はあるのか?

2025年06月17日 17:37

AGIとは汎用人工知能と称するもので
今のAI開発企業がこぞって開発を競っている。
いわば人間並みの知能を備えたAIという事になる。
ただ人間並みに自律して動くためには、空間を認識して動く必要(フィジカルAI)があり、このAGIは自動運転にも使えるものになる。
AGIが一番人間に役立つものとして理解しやすいのは、AGI搭載の自律2足歩行ロボットだ。
AGI搭載の自律2足歩行ロボットは、既に中国では4社(東風自動車、NIO、吉利,BYD)が工場内に2足歩行ロボットを試験運用している。
テスラや現代自動車は、今年中にアメリカの自社工場内に2足歩行ロボットを導入予定である。
特にテスラのイーロンマスクは、自社で開発したオプティマスという名のロボットを200台導入すると明言している。
まあ世界の自動車工場は、2~3年先までには相当の数の自律2足歩行ロボットが動き回っていると思った方が良い。
巷ではAGIが完成したら、自己改良して行くという脅威論もある。
その脅威が本物になったら、核とは比べ物にならない程の脅威になる。
ただ思うに今のAGIの開発モデルは、大規模言語モデルを習得させていくもので、人間より膨大な知識は持つが、新しいものを開発行く能力は得られない。
五感もそうだ。視覚聴覚は手に入れたが
触覚は難しい。また味覚も難しい。臭いも難しい。いわばデジタル化出来にくいのである。
AIが自己改良してついにはASI(人工超知能)を獲得するには、大規模言語モデルを完全に習得して今までの人類の知識と技術を全て習得出来ても、その先には進めないだろう。
ただAGIや特にASIは、今までの知識や技術の擦り合わせを行って、
新しいものを作り出す能力はあるだろうな。
実際、そういう異なる技術の擦り合わせを行って、新しい製品を生み出す事は行われているわけだから。
そういう意味では脅威はあるが、全く新しい技術を生み出す能力を持っている人間を超えるものとはならないだろう。
しかし人知を超えてASIに行き着く可能性が全く無いという事ではない。
人間が将来を描く事柄が実現して行っている事を考えれば、やはりAIは脅威と捉えるべきだろう。

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