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まるで月と太陽ね

2025年04月10日 02:42

まるで月と太陽ね

国内の学校各所では新学年の新学期が始まり、私の担当の中にも、これから受験学年に突入する生徒が何人かいます。
その中には、中学入試の時からのお付き合いでこれから大学入試という、長いご縁の生徒もいます。

正直、中学入試の際にはいろいろと難ありな感じでした。
生徒ではなく母親が、ですけど。
我が子に対して年齢詐称や学歴詐称をしたり、地元の保護者とのお付き合いがイヤだからという理由で我が子に中学受験をさせたり、押さえで合格した中学にはおめでとうを言ってあげなかったり。
しかも私はチェンジ教師の何人目かだったので、その勢いでチェンジしてもらおう…と、全然乗り気じゃなかったんですが、志望校に受かったことでご機嫌がよくなったのか、丸6年も雇っていただいております。

丸6年、何も疑問を感じなかったって訳ではありません。
あれは確か生徒くんが中1の頃でした。

「先生、僕はハローズ(地元のスーパー)のお惣菜チャーハン大好きなので、将来はハローズチャーハンを作る人になりたい」

そのように言いました。
特に深い考えではなく、自分の好きなおいしいものを作って、買い物に来る人を幸せにしたい…という、子供らしい意向を口にしたんですが、母親は真剣に猛反対したのです。
スーパーの店員は大半がアルバイトで、それが悪いわけではないけど、人生の目標として語るには弱いってことなので、母親の思うところはわからんこともないです。
しかし、猛反対の理由に私は納得が行かなかったんです。

「あんなバカでもできるような仕事を目指してはダメよ、賢い人にならないと」

いや、親だからね。
そんな本音はあってもいいですけどね。
親が子供にそんな言い方って絶対、悪いじゃないですか。
そもそもバカでも作れると思ってるチャーハンを買ってきて息子に与えておいてそれはない。
せめて、大学生になったらハローズバイトすれば、とか。
おいしいチャーハンが作れるように家で練習しようか、とか。
我が子の将来の夢に難癖をつけない言い方ってなんぼでもできるじゃないですか。

このエピソード以外にも、いろいろと疑問は持ちながら、まあ、なんとか続けてきたわけです。
それがここにきて、大学入試を控えて、また難癖を付け始めたと言いますか。

生徒くんが受験したい大学を何校かピックアップして見せてくれまして。
現在、生徒くんは児童教育を目指しているので、小学校教諭免許が取得できる大学を挙げていますが、そのうちのいくつかに母親ダメ出ししてきております。
評判が悪いとかレベルが合わないとかではなく、「方角が悪い」というわけわかんねえ理由で…。

そっち方面に出かけると、ウチの家族は呪われて体調を崩すんです、などと言われましても。
霊媒師占い師じゃない単なる指導者の私としては明らかに「ヤバイやつ」なわけで。
生徒くん、よく素直にまっすぐに育ったよなぁ。
ちなみに父親はまともというか、普通の人です。
好きな勉強ができる好きな大学に行けばいい、ただし授業料のこともあるのでできれば国公立で、という、ごく一般的な親の考えをしているので、いざとなったら父親と進路相談しなきゃですね。

まだ新学年は始まったばかり。
長いお付き合いの生徒くんとの、最後の1年となるので、自分にとっての集大成と思って難局を乗り越えないと。

気合いづけのチャージ、ガストではいちごフェアが続いてます。
そろそろ終わるかな?
国産いちごサンデー」です。
クーポンで少しだけお安く。

今年度も、いい仕事ができますように。
「も」とか書いてると毎年いい仕事してるみたいですが、最低限の自己満足は必要なのです。
それはどんな仕事であっても、です。

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