思い出の恋人繋ぎ

公園のベンチ　日が当たっていて　風がなく温かい　まだ座っている時しか手を繋げない　
自分たちの関係に自信がなく　それを公表するほど勇気もない　緊張するので手汗もでてしまう　

彼女はどう思ってるのかな　「手を繋いで歩くの緊張する？♡」「うん」「だよね～手汗凄いもん♡」
「ばれてた？」「恋人繋ぎは無理でも　指先だけでも掴んでよ　私も掴むから♡」「分かった」

「友達と出会ったらどうするの？♡」「いいだろ～　と自慢する」「よし　隠したら終わりね♡」
「え？」「覚悟ができないなら　分かれる♡」「やだよ　ずっと一緒にいたいから」

「それならちゃんと掴んでてよ♡」「分かったよ」「じゃ手出して♡」「はい」
彼女の手が僕の手を優しく包む　恋人繋ぎでなくても心が伝わる　彼女は僕を見て微笑んでいる　

僕はその笑顔に癒される　この関係が続くようにと願うばかりだ・・・

あなたに　素敵な　時間が　訪れます様にsayamanotakuya