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「西部戦線異状なし」レビュー☆
2023年03月28日 02:20
フェリックス・カメラー主演他。第一次世界大戦下のヨーロッパ。17歳のドイツ兵パウル(フェリックス・カメラー)は、祖国のために戦おうと、意気揚々と西部戦線へ赴く。しかし、その高揚感と使命感は、凄惨な現実を前に打ち砕かれる。ともに志願した仲間たちと最前線で命をかけて戦ううち、パウルは次第に絶望と恐怖に飲み込まれていく。1930年に映画化されたエリッヒ・マリア・レマルクの同小説を製作総指揮ダニエル・ブリュール×監督エドワード・ベルガーで再映画化。第95回アカデミー賞9部門ノミネート、国際長編映画賞他4部門受賞作。
6/10点!!元版は観たことがないです。主人公役のフェリックス・カメラー、これが映画初出演だなんて凄い。内容が内容だけに迫真の演技。前線で泥試合状態の戦争ものの中でもわかりやすく、ただただ戦争の悲惨さ、非情さを伝えていて、2時間半近くあっても間延びしていないのは見事だと思う。観ていて、ドイツ人の勤勉さ、特攻主義、人より名誉を重んじる性質は日本人のそれと似ていて、同盟国になったのはある意味当然だったんだなと感じた。すべてにおいて間違っているけれど。おかしいと言えず、おかしくなっていくのが戦争なんですね・・・。戦場の行く前の主人公たちは戦争を何だと思っていたのだろう?殺すけど殺されないとでも?それとも殺す覚悟すらしないまま行ったのだろうか?なぜ、まだ見ぬ戦場に希望を見出したのだろう?この後、急速に力をつけていくヒトラーを支持していた人々のように最初は甘い言葉や餌に釣られて中身をよく知らないうちにいけると思ってしまった?気づいた時には手遅れだったのは、主人公を観て十分伝わってきたけれど。停戦15分前に特攻とかないわー皆違うだろって思っただろうに実行されてしまう空気の恐ろしさ。無駄死にってこういうことを言うんだなという代表作な気がする。2022年公開。
このデジログへのコメント
オリジナル作品は、
「禁じられた遊び」、「汚れなき悪戯」と並んで、
自分の中で、戦争を題材とした映画の中で秀逸です。
100年前から成長していない人類って。。。
> たかしまやさん
ネトフリで去年の作品なので新作ではないですが新しい方ですね。今観るとこのばかばかしいことが普通に起こってしまうのに納得してしまう世界なことに絶望ですよね。
> Hiro7100さん
人類は繰り返す生き物なのだと思います。成長しても忘れるからまた繰り返す。個人では忘れないのに不思議ですよね。元版が2作あって、最初の方がヒロさんが御覧になられた方なのかな?
はい、小学生の頃、1930年製作の作品をNHKでみました。
ラストの塹壕から、蝶に手を伸ばしたシーンには、
平和時の殺人と戦争による殺戮の矛盾に、震えが止まらなかったです。
> Hiro7100さん
小学生にはハードだったのでは?(^^;)小学生でその感想で震えが止まらないヒロさんセンスありすぎですねw
> テンカさん
読みまくってるのなんでー(照)またアカデミーノミネート前に映画館に行ける日が来るのかな・・・確かに世界も日本もこの映画に近づいていってますよね。それは確実に危機感持ってます。
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