詩　思い出の夏

実家の庭に
ひまわりが咲きました
杉の木陰に出来た午後の時間
白いテーブルに
ブルーのランチョンマット
焼きたてのマフィンに
紅茶はアールグレイ


セミの合唱は
車の騒音にかき消されたけれど
軒先に吊るしてある
風鈴の音色は変わることがない

かくれんぼして遊んだ森も
灰色の高層ビルになったけど
かげぼうしを作ったあの空は
昔とちっとも変わらない


ひまわりが咲きました
東の空に向かっていっせいに・・・

学校の帰りに歩いた砂利道も
平らなアスファルトに変わったけど
そこに吹く風はあの頃のまま


ひまわりが咲きました
杉の木陰に出来た午後の時間
あの人の好きだった本を読みながら
彼の帰りを待ちましょう


ひまわりが咲きました
東の空に向かっていっせいに

まだ夏は始まったばかり・・・♪


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　マリエ


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帰省するたびに、変わりつつある実家を思い出して書いてみました。変化していく故郷は少し寂しくもありますが、思い出は昔のまま変わることはありませんから。
最近、元気のないログが自分も含めて多かったように思いました。
少し、癒し系の詩にしたいなぁ～って思い書いてみましたが・・・う～ん、意外と難しくて・・・・。もっと、文才があれば良かったのですけれど・・・(^-^)