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大きな運命の歯車が、動いた。

2007年07月05日 00:07

待ち合わせのとき、笑顔で近づいてこなければ本当に分からんかった(笑)
他愛も無い話をし、酒も進み、きな臭い話になった。
愛人になれとか言ってたよね?」
「あーそんな話もしたかなあ、あはは!」
「冗談だった?」
「いや、好きでもない女と飯食ったりしないよ」
「私だって好きでもない人と二人でごはん行ったりしない」
「じゃあ愛人になる?」
「ほんとに○○さんは私の事好きなの?信じて裏切られるのヤダヨ」
「お前みたいなやつ、俺は好き」
「私はあなたが好きだから、一緒にいて気持ちいいから来たんだよ」
「じゃあ・・・もう一軒いくか?
「良いよ、私飲めないけど」

二軒目に行った。ほろ酔い状態だった。

「仕事探さないとなぁ・・・友達とルームシェアしてるけど、家賃払えんよーになるゎ・・・」
「うちの会社、空きができそうだから頼んであげようか?
「ほんまに?!ほんまにそんなことできるん?大手やろ?」
「まぁ頼めば大丈夫かも」
「・・・まじで?あなた凄いんや!私でも務まるかな?」
「俺がいるから何とかなるやろ」
「うわー凄いわ期待していいんかな?」
「まー作戦を練るわ」

みたいな話になった。

話は盛り上がった。俺には採用のあてがあった。気が大きくなっていた。

「じゃあ来週あたり打ち合わせして、確実に採用になる作戦でも練るか!」
「うれしい!真剣に考えてくれてるんや!私がんばるわ」
「じゃ、帰るか?」
「うん。・・・ところで愛人の話はいいん?」
「そっかーどーしよっかなぁ・・・」

雪が降ってきた。俺は勝負に出た。

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