- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
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- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「望み」レビュー☆
2021年02月24日 23:48
堤真一、石田ゆり子主演他。愛する息子は殺人犯か、被害者か。建築家として成功した頼りがいのある父(堤真一)、家で校正の仕事をする優しい母(石田ゆり子)、サッカーに打ち込む人気者の高校生の息子(岡田健史)、成績優秀でいつも明るい中学生の娘(清原果那)。そんな誰から見ても幸せな一家が変わってしまったのは、息子がケガをして、サッカー選手になる夢を諦めたことがきっかけだった。反抗的な態度をとり、夜遊びをするようになった息子が姿を消したその日、彼の友人が殺害される。事件には3人の少年が関わり、もう一人殺されたという噂が広がった。その日から、世間からの誹謗中傷、マスコミの容赦ない追及を受けながら、父、母、妹、それぞれの<望み>が交錯していく―。息子を信じたい父と守りたい母。家族がたどり着いた答えとは?衝撃と感動のベストセラー、禁断の映画化。
3/10点!!テンポが悪いし、各家族のエピソードも弱いし、感情をフューチャーするシーンも全部微弱過ぎて、2時間ないのに長いなぁと何度も時計を観ちゃう感じでした。「信じたい」は信じる側の希望、望みであって、信じているということにはならない。信じたいことを願っているだけというようなお話でした。残された家族3人とも信じたいことと願っていることの答えが違うので、その感情の矛盾を剥き出しにするようなシーンが必要だったと思います。話し合わないって現代の核家族の象徴とかですか?(--) ただ、親の立場に立つとどれを取っても辛くて、クライマックスに事件の鍵を握るモノの在処が明らかになるのですが、それがそこにあるということは、息子は犯人ではない、しかし被害者で亡くなっている可能性が高いと、家族の「望み」の一方が叶えらてもその瞬間に絶望に突き落とされる構造で、本当に息が出来なくなる感じが想像しやすかったです。あと、祖母がご馳走を作って駆けつけてきてくれるの、あれは泣いちゃう。我が子のためなら一緒にダークサイドに堕ちてもって思っている親は多いだろうけど、長い目で生きていくことを考えたら、闇堕ちしたら、陽の当たる場所にいられなくなったら、人の心は死んでしまう。結果論ではなく、そんな当たり前の健全さや自分の中の信念は曲げることなく生きていきたいと思わせられました。主軸もグラグラしている感じなので重厚感もなく、見せ方次第の残念な作品でした。2020年公開。
このデジログへのコメント
家族を扱った劇や映画をつくるとき、『社会風潮』を醸し出さないと、
視聴者側が普段から抱くモヤモヤを払拭する「衝撃場面」も描けない。
深みある作品に仕上げるには、俳優の演技力が要ですが、casting…
> まんかつさん
何か強いものがあってその一点張りで最後まで描き切っちゃうのでもOKですけどね。これはそういうのもないんですよね。単発ドラマみたいな感じ。
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