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「スパイの妻」レビュー☆
2020年10月28日 01:53
蒼井優、高橋一生主演他。太平洋前夜。時代の嵐が、二人の運命を変えていく―。1940年。満州で偶然、恐ろしい国家秘密を知ってしまった優作(高橋一生)は、正義のため、事の顛末を世に知らしめようとする。聡子(蒼井優)は反逆者と疑われる夫を信じ、スパイの妻と罵られようとも、その身が破滅することも厭わず、ただ愛する夫とともに生きることを誓う。太平洋戦争間近の日本で、夫婦の運命は時代の荒波に飲まれていく・・・。名匠・黒沢清監督が初めて挑む歴史の闇。理不尽な歴史の前に、ささやかな幸せが揺らいでいく。混乱を経た今の日本が乱目して観るべき傑作が誕生した。
6/10点!!黒沢清×731部隊の話だなんて絶対超怖い、観れないと思いましたが、銀獅子賞獲っちゃったし、うなされるだろうけど行くしかないと腹をくくり、観てきました。ドラマ版を再編集したものなので、夫婦に深く関係しているだろうキャラクターの描き方が一瞬だったり、シーンの切り替わりに不自然さを感じたり、夫婦のエピソードも足りないと感じました。なので、映画というよりは舞台の構成に近いです。蒼井優の演技もメロドラマチックで、高笑いして気絶するとか舞台めいていました。731部隊に関しては、存在そのものがホラーだし、当時の隊員の証言も人間の所業とは思えないものが多いですが、本作では黒沢監督の見せずに感じさせるホラーな描き方が、だいぶ怖さを半減してくれていました。優作が聡子にやり返したのは、愛だけでなく、少なからず文雄を犠牲にした怒りもあったのかな?と感じました。優作の会社の字体が現代の左書きだったり、J.F.ドラモンドなど実在の人物、実際の戦況と絡めたリアリティーと緊迫感のある作りが見事で引き込まれました。言論の自由って改めて不可欠だなぁと。誰かの犠牲の上にしか存在得なかったり、「正義よりも幸せをとりたい」と言った平穏主義の聡子を駆り立てるほどの人災を、決して繰り返してはならないと思いました。そんな過去の歴史が対岸の火事じゃなくなっている今が怖いです(((;゜Д゜)) 普通の幸せを望み暮らしていたのに、ある日突然、薄氷の上を歩くしかなくなってしまったり、聡子の「狂っていないことが狂っている、この国では」という台詞が、現代でも地続きで続いていることに気付かされる、今の時代に響く作品です。2020年公開。
このデジログへのコメント
良い映画のご紹介ですね♡
高橋一生は 好感あります
蒼井優も インパクト好し
でも 歴史の経緯ですよね
日本の歩み 過去現在未来
なぜ 軍事は中国や朝鮮で
あれ程 無思慮に動けたか
日本史の足枷
> まんかつさん
足枷というか歴史を繰り返してはいけない教訓を日本人はどこよりも得ているはずなのに、繰り返してしまいそうなのが怖いですよね。高橋さんと蒼井さんはロマンスドールの時のほうが良い演技でした
『フラガール』以降初めて蒼井優を見ましたが、容貌が全然変わってない!演技は上手いので返って違和感を感じまくりました。
あと中心になる男三人が全然区別つかなかったです…。
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