- 名前
- ユリ
- 性別
- ♀
- 年齢
- 42歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「ウンギョ 青い蜜」レビュー☆
2020年03月15日 01:11
パク・ヘイル主演他。文壇から尊敬されている70歳の詩人、イ・ジョギョ(パク・ヘイル)は彼を父のように慕いながらも天才的な才能に嫉妬している30代の弟子ソ・ジウ(キム・ムヨル)と共同生活を送っていた。ある日、初々しい若さと不思議な色気を持つ17歳の女子高生ウンギョ(キム・ゴウン)が現れ、少しずつ二人の生活に変化が生まれてゆく。彼女はイ・ジョギョには欲望の、ソ・ジウには劣等感の種となっていくが・・・。無垢な女学生、70歳の老詩人、そしてその弟子・・・。愛と嫉妬、欲望が渦巻く情愛の世界。
9/10点!!美しくドロドロしていて、優しくて痛い物語でした。愛憎や見返りを求めてしまう心とか、触れたい、覗きたい、見たい気持ちとか、若さや才能への渇望とか、人間の根っこの感情に繊細かつストレートに触れているのが、すごく好きでした。ウンギョは若さに溢れているけれど、キラキラした女子高生じゃないところが良くて、そこが二人を惹きつけてるんだなと思いました。でも、イ・ジョギョにとっては生きるための星のような存在になっていって、時々、はっとするほど可愛い。キム・ゴウンはやはり、動き出すと可愛いです(笑)そういう存在と心が通うことがどれだけ生きる勇気や力になるか、ラストシーンは胸がぎゅうっとなります。物や人に対する視点や価値は人によって違うとわからないソ・ジウは、なぜ作家になろうと思ったのだろう?人と人との関係を一元的にしか見られない彼を、なぜイ・ジョギョは手元に置いていたんだろう?人間の愚かさや葛藤を観察したり、いずれ去る者である自分を哀れまないため?ウンギョが来るまでは出来ない子ほど可愛いと思っていた?でも、イ・ジョギョは悲哀から詩を生み出せるタイプの作家みたいだし、うーん・・・。自分以外には知られたくない感情やハラハラしちゃうシーンが多いので、一緒に観る人を選びますが、柔らかな陽のような空気感はずっと観ていたくて、少し泣きたくなる作品です。2012年日本未公開作品。
このデジログへのコメント
昔は、受験戦争でよく勉強したのですが、今は、ゆとり派
彼ら、東大卒官僚誘導の指導要領に毒されなくてニッコリ
現実には『教え子との確執や恋愛』は虚構ながら 微笑
社会競争 家族愛 ゆとり☜時代ね
> まんかつさん
時代ですかね。でも文学の世界は時代が変わっても変わらないものがたくさんある気がします。あと、今の受験生も大変そうだなって(^^;)今年の受験生はコロナ世代と言われてしまうのかーって。
そうですね、変わらないものが、たくさん有りますね (^_-)-☆
人生の宿題かな… 老いる前に、せめて、死ぬ前に整理したいです
コロナ世代 早く収束してほしいですねぇ~ 安全・合格祈願
> まんかつさん
整理することがたくさんあるのは素敵な人生なのですね(^^)コロナは映画館に行けないので早く収束してほしいですー(>_<)
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