- 名前
- シュージ☆
- 性別
- ♂
- 年齢
- 54歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- まずは、ログを読んでみてください。 しばらく、お休みしていましたが、そろそろと再開し...
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【お題日記】初デートで気を付けること #7
2019年09月17日 19:59
(#6からのつづき)
「あのー お名前は?」
彼女の言葉を聞いて僕は、頭から血の気が引いていくような気がした。
別に悪気があった訳ではない。彼女と二人して間違えただけだ。
僕が何も言えずにいると、彼女は小さな声で
「ニノミヤさん?」
急に吐き気を催してきた。僕は両手で口を押さえ、目はなるべく笑って、小さく首を振った。
「違いますよね」
彼女は、怒りと憐れみの入り交じったような表情で言った。
僕はまた、両手で口を押さえてコクコクとうなずいた。
「私、行かなきゃ!」
言いながら彼女は、財布から千円札を取り出して、テーブルの上に置いた。
「あっ、いいよ、いいよ。早く行きな」
僕の精一杯のセリフだったが、それを言い終わらないうちに、彼女は席を蹴って店を出ていった。
あとに一人残された僕。
時計を見た。13時を少し過ぎたところ。
そして、スマホを見た。
Nさんからメールが来ていた。
『どの人かなぁ…』
そうだ!
僕も行かなきゃ!
Nさんが待っている!
あわてて会計を済ませ、店を出た。Nさんにメールしよう。
何て書く?
『ごめんなさい、ちょっと迷っちゃって。もうすぐ着きます。』
これでいいのかなぁ、と思いつつ走り出す。
Nさんに会えるのか?
信号で止まって、スマホを確認。返信が来てきた。
『そうなんだ。帰りかけてたけど、また戻ります。(笑)』
ん?(笑)なの?
と思いながら、また走る。
再度、いけふくろうに着いた。
あっ!さっき別れた彼女がいた。
男と挨拶している。
あれがニノミヤさんか…
背格好は僕と同じくらいなのかなぁ…
と、そこへ、
黒いワンピースを着たNさんが小走りで現れた。
つづく
このデジログへのコメント
面白いね
小説みたい
色んな既婚者が
出会い系で会ってるわけだ…
> 春猫さん
そうですねー
この時は必死でしたが、客観的に見ると面白いですよねー
マジで、出会い系は既婚者のためのものかもしれませんよ!
コメントありがとう ^_^
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