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「夜明けを告げるルーのうた」レビュー☆

2019年01月01日 01:31

「夜明けを告げるルーのうた」レビュー☆

声:下田翔太主演他。君の“好き”は僕を変える。寂れた漁港の町・日無町(ひなしちょう)に住む中学生の少年・カイ(声:下田翔太)は、父親と日傘職人の祖父との3人で暮らしている。もともとは東京に住んでいたが、両親の離婚によって父と母の故郷である日無町に居を移したのだ。父や母に対する複雑な想いを口にできず、鬱屈した気持ちを抱えたまま学校生活にも後ろ向きのカイ。唯一の心の拠り所は、自ら作曲した音楽をネットにアップすることだった。ある日、クラスメイトの国夫と遊歩に、彼らが組んでいるバンドセイレーン」に入らないかと誘われる。しぶしぶ練習場所である人魚島に行くと、人魚少女・ルー(声:谷花音)が3人の前に現れた。楽しそうに歌い、無邪気に踊るルー。カイは、そんなルーと日々行動を共にすることで、少しずつ自分の気持ちを口に出せるようになっていく。しかし、古来より日無町では、人魚は災いをもたらす存在。ふとしたことから、ルーと町の住人たちとの間に大きな溝が生まれてしまう。そして訪れる町の危機。カイは心からの叫びで町を救うことができるのだろうか?圧倒的な独創性で観客を魅了する天才・湯浅政明がほんとうに作りたかった物語が今、ここに誕生する。

6/10点!!話題の湯浅作品を鑑賞。良い意味で芸術的で自由な、悪い意味で雑な絵図で色々崩壊してるけど、ルーパパが出てきた辺りからストーリーがぐんぐん盛り上がり出して、これは子どもウケ良さそうだなぁと思いました。役場シーン辺りまではテンプレートな展開で下手すると寝ちゃいます(爆)ルーだけはやたら丁寧に描かれていて可愛いです。カイの表情は丁寧な時と雑な時の差が半端ない。他もそんな感じです。日本の伝承といなくなった家族を想う切なさと恨みと、人間の自分勝手さと、大人目線で見ても色々考えさせられるお話でした。ルーとルーパパが完全なる善なだけに、カイたちですら、人間の身勝手さが際立っていました。ルーパパが必死でルーを救いに行く姿とか泣けました。「ルーたちが助けてくれる」って「いやいや、力尽きてるし、子どもだし。もし、助けきれなくて誰か死んだら手の平返すだろうな。」とか嫌な気持ちになってしまいました(>_<)谷花音ちゃんは相変わらず声優も上手くて、このまま女優を続けて欲しいなぁ、勿体ないなぁと思ってしまいました。声すら可愛い。自分の汚れを洗い流したい時に見て、しゃんとしなきゃと思わせてくれる何気に深い余韻が残る作品です。2017年公開。

このデジログへのコメント

  • pekopoko 2019年01月02日 00:07

    録画したけど、まだ見てない…
    2018年はそんなんばっかりだったなぁ
    生活リズムを整えるためにも、
    俺も汚れを洗い流す方がいいのかな?笑

    今年もよろしくお願いいたします

  • ユリ 2019年01月02日 01:43

    > pekopokoさん
    今年初コメありがとうございます!こちらこそ宜しくお願い致します(^^)私も録画したけど観れてない映画めっちゃたまってます。生活リズムと整えつつ、今年も良作に出会えますように♪

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