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「アルゴ」レビュー☆

2019年01月18日 01:15

「アルゴ」レビュー☆

ベン・アフレック主演他。1979年11月、革命が吹き荒れるイランで、過激派アメリカ大使館を襲撃、大使館員を人質にとる。彼らの目的は悪政の限りを尽くしてアメリカに逃げた前国王の引き渡しだった。混乱のなか裏口から6人が脱出。カナダ大使の家に身を隠すが、見つかれば公開処刑は間違いない。絶望的な状況を打破するため、CIAの人質奪還のプロ、トニー・メンデスベン・アフレック)が呼ばれた。トニーの“名案”は、ウソの映画を企画し、6人をロケハンに来た撮影スタッフに仕立て上げ、出国させるという作戦。特殊メイク第一人者で、「猿の惑星」でアカデミー賞に輝いたジョン・チェンバースが協力。瞬く間にプロデューサーと脚本が用意され、SFファンタジーアルゴ」の盛大な記者発表が行われた。イランどころかアメリカまでも欺き、タイムリミット72時間のハリウッド作戦が始まった!ところが・・・絶対にバレると反発する6人、脱出者がいることに気付くイラン。緊迫の中、CIAから作戦中止の命令が!果たして6人の命の行方は・・・?凶悪な独裁国家イランから、人質を救出せよ!CIAとハリウッドが仕掛ける、命がけの“映画製作”が始まる―!

8/10点!!生まれる前の話だし、情勢が混乱を極めていた頃なので(あと、私の地理音痴の為)最初のバタバタとした緊迫劇で疑問が次から次へと浮かび積み重なっていきました(*_*)トニーもCIAだという説明もサラッとなので、CIAなの?そうじゃないの?と中盤まで疑問に思いながら観てました。台詞が速いです。ただ、この救出作戦は誰がどう見ても荒唐無稽で、ダメだったら切り捨てるというカードを最後まで持っているアメリカ人らしい大胆不敵な行動だなと思いました。そして、カナダ大使館で追い詰められている6人の生活も結構優雅でびっくり。ご本人たちに皆そっくり過ぎるのもびっくり。それでも、6人の緊迫感と絶望感はまざまざと伝わってきましたし、脚色が上手く、最後までハラハラドキドキしっぱなしでした。でも、カナダ大使の他にも協力者がいたこと、スウェーデンの支援もあったことなどがカットされているのは良くないです。CIAの手柄みたいに描き過ぎています。一旦はイギリス大使館へ向かったという経緯もカットされているので、「何故イギリスではなくカナダなのだろう?」と最後まで疑問を抱きながら観る羽目になりました(>_<)真実は大切です。こういうハリウッドウケの良いクライム系は苦手なのですが、緊迫感とハリウッドのワクワク感と実話のバランスがゴチャゴチャなのが面白く、6人が脱出した際には感動して泣きそうになるくらい感情移入出来るレア作品です。2012年公開。

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