男前に

娘の教育に当たって

「褒めること」を忘れない。と心に決めてます


それも、世間様と少々着眼点が違うかもですが


当たり前のことを褒めたりはしません



どういうシーンで褒めるかと言うと

例えば、目の不自由な方がいたとき


「横断歩道を渡る様子が見て取れるから、声をかけて一緒に渡った」



普通だったら


「あなたはとても良いことをしました」なる褒め言葉が出てくるのでしょう


私は、そのことに関して一切褒めません


じゃあ、何を褒めるのかと申しますと


「誰よりも先に、あの人が渡りたいっていうのを見つけたこと」を褒めます



娘にとって、何かしら不自由な人を手伝うことは「当然」のことです

そして、当然を褒められたって

（私を褒めてるあなたは、何で彼を（彼女を）手助けしなかったの？）

って思いが出てくるかもしれません


当たり前の行動は、娘にとっては「褒められるべきこと」ではないのです


むしろ、誰よりも先に気づいて行動できたことを褒めることが

娘にとっての「褒められた」結果になるのです


ですから、社会が理想とする親切は、褒められる行動ではないのです



他にも「挑戦しない」という選択肢を選ばなかったときに、たっぷり褒めます


例えば、お魚の調理


内臓を取るのって、包丁さばきが物を言う魚もありますよね？


お野菜を上手に切れるようになった娘だって

魚を捌くのが初挑戦の日が、当然ありました


魚を捌けなくたって、生きていけます

生臭いのがイヤだ、包丁で手を切っちゃうかもしれないから怖い

色んな思いが、誰にだってあります


それでも、「危ないから、やらない」とか「苦手だからしたくない」っていう選択肢を選ばず

「包丁はとっても危ないけど、自分の服が汚れちゃうかもだけど、やる！」

と決めて行動すること

そして

「最後までしっかりやり遂げたこと」※上手、下手は大した問題ではない


これをしっかり褒めます



包丁が扱えないからって、差別するような小さい人間は

少なくとも我が家にいないわけですよ


娘可愛さ、孫可愛さに

「そんな危ないことは、ママ（おじいちゃん、おばあちゃん）がやるからね」

って一言だって、喉まで出掛かってますよ


でも、娘が「やる！」と決めたことなんですから


「ダメ」っていう道理は、ないんですよ



最近の娘は、成長著しく


どんなことにも挑戦し、会得していきます



おそらく、頭がよく気が利いて優しく分け隔てせず

かつ美しくスタイルもよく

お料理なども難なくこなす


だったら、男性にモテまくる人生なのでしょう


私は、娘を「モテる」ために色々してるわけではないのですよ


かと言って「一人で生きていけるよう」にしてるわけでもありません




娘の夢のために、協力してるだけなのです



どんな職業を選ぶのか、どんなパートナーを見つけるのかは娘次第ですが


娘の将来の夢は「素敵でカッコいいママになる」こと。なんだそうです


そして、娘の理想とするママ像では


お料理だって簡単に出来ちゃう、っていうのも含まれてるんですよ


それのお手伝いをしてるだけ


なんら特別な理由なんて、ございません





私は常々、娘に



「親にとっての（いい子）になろう、って思ってはいけない」と教えてます


娘は8歳、善悪の区別だってつきますし

カッコいい、悪いだって理解してます



全てを判断するのは、娘自身にさせるのは当たり前です


私にとっての（いい子）なんて、望んじゃいないんですよ



親の欲目を多めに差っ引いたって


娘には、組織だったりコミュニティーだったりのリーダーになる素質が十分備わってると思ってます


もしかしたら、将来の娘を見習って

「私もあんな女性になりたい！」って思う子が出てくるかもしれません


だから、娘には常に


「自分がなりたいと思う、カッコいい人間を想像して
その（将来のカッコいい自分）がとる行動をいつでも心がけなさい」


と教えてます



もちろん、幼い部分が多々ある8歳です



私はいつだって、両手を広げて受け止めるスタンバイもバッチリです


甘えたいときは、ドーンときやがれとも伝えてます



どんなときも、娘が思うままに


甘えたいなら甘えて、唇かみ締めるときなら歯を食いしばって


最後までキッチリ、突き進めばいいのです



ちなみに、こんな私を


娘「私の理想のママは、ママ（私の事）だからね」

と言ってくれてます


そんな事言われたら、尚更手抜きなんざしてられねぇ



ウフフでムフフなほど、舞い上がってる私の心ですが


伝えられること全部、教えられること全部


盗める技術や渡せる心全部


娘に託す所存でございます