- 名前
- イチゴちゃん
- 性別
- ♀
- 年齢
- 43歳
- 住所
- 茨城
- 自己紹介
- 毎日元気に働いてます ゆっくりだけど、はっきり喋ります^^ 嫌がらせを受けていたの...
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異文化生活
2018年01月30日 10:38
また、今年の夏もイギリスに一時帰国する娘ですが
日本の生活にドップリ慣れるかと思いきや
大抵の行動や、話す言葉は英国式
両親(娘の祖父母)は英語が話せないので、娘は日本語で話しますし
話し方も日本人そのもの
ですが、私と話す際は英語
(私の英語力は、おそらく3歳児以下なのですが)
なので、娘が新しく覚えた言い回しなどはチンプンカンプン
聞きなれない単語などが出てきても、サッパリ
ですが、日本語での会話が当たり前になってしまうと
娘の母国語である英語を忘れてしまう
(娘にとっては、英語も日本語も同率1位の母国語です)
なので、解らないながらも私は極力英語を使います
言葉が違えば、常識が違うのも至極当然で
①子どもだけでお留守番させると、ものすごく怒られる(警察が出動します)
私自身、これを知らず
すぐ近くの商店街までお砂糖を買いに行こうと思ったら
たまたま出かけるところを見かけた、お隣さんが
「Don't let a child stay alone.」
(一人にさせたらダメよ)
と、教えてくれました
日本だと「誰が来ても、絶対に鍵を開けたらダメよ」程度で済む話ですが
こちらではご法度
シッターにお願いしたり、あるいは一緒に連れて行くなど(行く先によっては、連れて行くのもNG)
何かしらの方法で子どもを単独にさせない努力をせねばなりません
このときは、お隣さんが娘を預かってくれたので問題なしでしたが
そういった理由もあって、渡英したときには
仕事場に連れて行ってたのです
②英語がほぼ話せないと、けっこうみんな冷たい
初渡英したときは、私も単語程度しかわからなかったので
マーケットなどで冷遇されたりしました
(お隣さんの権威により、すぐに解消されました)
近所の商店街の店主さんなどは、私の事情も知っているので
英語がロクスッポ話せなくても、とても親切だったのですが
ちょっと中心街のマーケットなどに行くと、そんな親切な人は皆無
次の瞬間には、中国人扱いです
(おそらくですが、大抵のイギリス人はアジア全般をあまり好きではない様子です)
ただし、「I'm Japanese」(日本人です)
と言うと、態度が変わるのも事実です
黙っていると、中国なのか韓国なのか、あるいは日本なのか見分けがつかないそうなのですが
日本人は真剣に話を聞く&相手の言葉を遮らない
というのは、けっこう世界でも有名だそうで
私もマーケットで店員さんに嫌味を言われてる間、ずっと話を聞いた後に
「日本人です」と言ったら、態度がコロっと変わり
「そうなの?だからあなたはエレガントなのね」
と、何故か褒められ
すぐ近くにあったみかん(日本のものとまったく同じ)を3つ頂いたことがあります
嫌味がわからず、黙って聞いていただけなんですけどね
こちらの嫌味は、少々グサっと刺さるような嫌味で
例えば電車で、若い人が高齢者に席を譲らず座っていると
その高齢者が目的の駅で降りる際に
高齢者「ありがとう、君のおかげで足の筋力がついたから
あと10年は元気に過ごせそうだ」
みたいな言い回しをしてきます
ただ、謙遜するとものすごく気に入られます
(褒められると、サンキューを言うのは当たり前ですが)
そういった際は、娘の言い方を参考にします
例えば
マーケットの店員さん「あら、あなたはママのお手伝いをして荷物を運んでるの?
とても凄いことよ、偉いわ。」
娘「ありがとう。ママに無理を言って私が運んでるのよ。
重いからあなたに持たせられないわ、ってママが言ってくれたんだけど
いつもママが重いものをたくさん盛ってくれるんだもの。
私だってママのお手伝いしたいのよ。」
これくらい言わないと、ママである私が「悪者」になっちゃうんです
しかも、ここからがけっこう面倒で
「袋は大きいが、中身は軽く」してあげた袋を持たせてあげないといけない
例を挙げると
・お菓子、乾燥パスタ、レタスで袋いっぱいにする=およそ3キロ
これを娘に持たせ
・ミネラルウォーター、豆の缶詰、人参、お肉(ブロック)で袋いっぱいにする=およそ13キロ
これを私が持つわけです
パっと見では、娘の袋が大きいのですが
実際は、私の荷物は4倍の重さ
これをしつつ
私「あなたはとても力持ちなのね!!」的な褒め言葉をみんなに聞こえるように話す
じゃないと、虐待だとか少女労働だとか言う人間も田舎にはチラホラいます
車までの数十メートルの距離でも、親が荷物を運ぶのが当然という空気があって
日本だと「お手伝いして偉いねぇ」で済むようなことも、こちらでは大問題
③親子であまりにも見た目が違うと、すぐに警察&パスポート確認
渡英して最初のころは、ほぼ毎日ありました
というのも、数年前に中国系のマフィアさんが誘拐を大々的にしていたようで
見た目アジアの私も、中国系の人さらいに思われたようで
出社しようと駅まで娘と行くと「Stop!!」(強めに言われました)
「Check your ID!」(IDを見せなさい)
と、ほぼ拘束状態
このときは、ボスからまだカードを貰っておらず
(勤務カードという、うちの事務所で働いているから文句があるなら僕に電話して来い!的な
在職証明みたいなものです)
パスポートを見せ、お隣さんに駅まで来てもらって説明してもらったり
ボスに電話して、誤解を解いてもらったりと
なかなか大変でした
(後日、お隣さんが駅のスタッフと警察署に乗り込み
それぞれ駅長さん・署長さんを怒鳴りつけてキッチリ説明してくれて無事解決しました)
ロンドンでも駅から事務所までの歩く道のりで何度か警察に声をかけられましたが
ボスから貰ったカードのおかげで、こちらではスンナリ
(私のボスに目をつけられると、自分たちが上層部から怒られるからと
お仕事で警察署に行くようになって、仲良くなったときに教えてくれました)
④ティータイムが多い(公私共に)
休日だと、お隣さんやご近所さんが庭にやってきて
「We want teabreak!!」
(お茶の時間よ)
と誘ってくれたりします
誘われた側は、何も持たず行くのがマナー
逆に、誘われたら次回は自分が誘うのもマナーです
堅苦しいマナーではないですし、作法が間違っても
「相手に恥をかかせたらいけない」という考えが根付いているのか
誰も「それは違うわよ」とは、その場で教えてくれません
終わった後に「これは、やったらいけないわ」とか
「こういうときは、こうするといいのよ」とコッソリ教えてくれます
⑤性の教育を家庭でするのは、基本
学校だと保健体育などで、妊娠だったり初経だったりを学びますが
こちらでは、家庭で教えるのが一般的
なので、イギリスのおうちにしっかり「性教育」の教本が置いてあります
性を学ぶDVDもあります
授乳やらおむつの替え方など、出産後の教育本もかなり丁寧に書いてあったり
親の責任というものが、とても厳格かつ重いです
教える時期は決まってませんが
我が家では既に、3歳ごろから親友が教育していたので
娘はある程度理解してますし、とても性に対して厳格かつ真剣です
ただし、こちらでも例外というものはあるもので
シングルマザー率が高いです
(社会保障のお金狙いがたくさんいるそうです)
私の場合も、シングルマザー扱いで
かつ娘がイギリス国籍所有者なので、その保障を受けられるのですが
親友が一切保障を受けてなかったのもあって
(私はシングルマザーではなく、夫が先に天に召されただけだ!という考えなので
一切母子家庭の保障を受けずに生活してました)
私もそれに倣い、保障の申し込みをせず
(ボスの事務所のお給料がなかなか高額なので、保障がなくても生活できます)
⑤お店で褒めちぎる&そこでしか買わないとわかると、”とっておき”が出てくる
近所の商店街でのことですが
普段から母娘ともどもお世話になってるので、なるべくお買い物の浮気はしません
なので、基本は毎日何かしらを買いに行くのですが
今日はお野菜を買う予定じゃなくても、「Hello! 」と声をかけると
「I will give you thispotato! Yesterday you boughteggplant at our shop. That is athanks.」
(このジャガイモをやろう。昨日君は茄子を買ってくれただろう、お礼だよ)
と、何も買わずにジャガイモをゲットできたりします
そして、
「Youbetter study English. If your English improves, I willmarryyou.」
(もっと英語を学べ。英語がうまくなったら結婚してやるぞ)
という冗談が飛んできます
ザっとですが、これだけ違うという点を書いてみました
イギリス旅行、あるいはイギリスへ引っ越される際は
参考になれば、と思います
このデジログへのコメント
やっぱり住み慣れた処が一番良いと改めて感じました
う~ん、行くことは無いだろうけれどとても勉強になります
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