- 名前
- ぱすかる
- 性別
- ♂
- 年齢
- 73歳
- 住所
- 福島
- 自己紹介
- 中身は40代。 気が弱く臆病だが、ココロは獰猛。
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これを知ればおまえは病気しない
2018年01月18日 07:06
私たち人間の遺伝子をコントロールしているものは
(中略)
それまで単なる「居候」的存在と考えられていた人間の体内の細菌たちが、(中略)...
> 「食べ物の消化」「抗炎症物質の産生」「敵味方を見分けるための免疫システムの教育」など、人間の健康と生存に重要な機能を数多く担う存在になっている
という役割をおっていたということが次第にわかってきた、というようなことになってきていました。
この意味はつまり、「腸内(あるいは他の体内の)細菌と人間は共存している」ということへの理解が進んできていたということになるのだと思われます。
(中略)
しかし、「事態の真実」はさらに進みました。
(中略)
それは「共存」というレベルではなく、人間と細菌の立場が逆転したといっていいもので、すなわち、
「腸内細菌が、私たちの遺伝子情報をコントロールしている」
ことが判明したのです。
(中略)
「私たちは腸内の細菌に生かされている」という可能性が強くなってきたといってもいいと思います。
(中略)
何しろ、今回の英国の研究でわかったことは、腸内細菌が制御しているのは、私たちのゲノム、つまりすべての遺伝情報なのです。これは「生体としての私たちのすべての部分を腸内の細菌が牛耳っている」可能性が高いということになります。
(中略)
How good bacteria control yourgenes
英国バブラハム研究所ニュースリリース 2018/01/09
良い細菌が遺伝子をコントロールするメカニズム
英国ケンブリッジ近郊にあるバブラハム研究所(Babraham Institute)の科学者たちは、ブラジルとイタリアの研究者たちと協力し、腸内の優れた細菌が細胞内の遺伝子を制御しているメカニズムを発見した。
ネイチャーに発表されたこの研究は、腸内細菌からの化学的メッセージがヒトゲノム全体の重要な化学マーカーの位置を変える可能性があることを示している。
このように化学的メッセージが腸内細菌から伝わることで、細菌は感染症と戦い、また、ガンを予防するのに役立っていると見られる。
パトリック・ヴァーガ・ウェイス(Patrick Varga-Weisz)博士が率いるこの研究は、果物や野菜の消化により腸内の細菌によって産生される化学物質が、腸内層の細胞内の遺伝子にどのように影響を与えるかを示している。
これらの分子は、短鎖脂肪酸と呼ばれ、細菌から私たち自身の細胞に移動し、そして、細胞内で遺伝子活動を変化させ、最終的に細胞の働きに影響するプロセスを引き起こす可能性がある。
(中略)
(続きはこちらから)
腸内細胞は、「体のどこかの部分に影響を与える」のではなく、「人間の遺伝子情報全体を変える」可能性があるのです。
(中略)
これらが示すことは、この腸内細菌の働きが人の体状態や、健康や病気にどのくらい影響を与えているかと考えますと、「ほぼすべてに及ぶ」といっていいのではないでしょうか。
つまり、明らかに外部的な要因からくる健康問題や病気を除いたすべてということです。免疫系の病気は全体的に関係があるはずですし、もちろん、ガンも非常に関係があると思われます。そして、精神や神経の病気もそうでしょうし、アレルギーも非常に関係してそうです。もちろん、あらゆる感染症にかかるということもそうだと思われます(同じ病気が流行しても、ある人はかかって、ある人はかからない、など)。
おそらく、およそ病気という病気すべてから「体を守る」役割をこの腸内細菌は持っているということになるのではないでしょうか。
ということは、
「腸内細菌が死滅したり消滅した時には、人間は健康に対しての防御を失う」
といっていいかと思います。
(中略)
抗生物質と清潔に殺されていく人類
(中略)
私は過去に、「主要国の過度な清潔社会化が、数多くの病気を生み出している可能性」について書いたことが何度かありました。
下のような記事です。
・なぜ私たち現代人は0157や花粉やダニ程度のものに対して、こんなに弱くなってしまったのか冷静に考えてみませんか …… その答えは過度な清潔社会の進行以外にはないのですが
In Deep 2017/08/24
・数百万の「無菌室」が導く崩壊 : 「微生物との共生を拒否した日本人」たちが創り出す未来の社会
In Deep 2016/12/13
(中略)
たとえば、喉や手の平にある常在菌は、現代社会では常に滅菌されやすくなっています。つまり、殺菌作用のある石鹸やうがい薬、あるいは除菌洗剤にふれるたびに、それらは死滅していきます。
いろいろなことがそうですが、こういうことの重なりで、現代人の体は極限まで弱くなってきているのではないかと思った次第です。
抗生物質だけではなく、過度な滅菌・殺菌という概念のあらゆる部分が、最終的には人間の遺伝子の弱体化につながっていくといえるのだと個人的に今は確信しています。
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