バラード歌わせたら太陽系No.1

普段はPUNKとかAlternative系の曲を聴いているんだけど、
今、ヘッドフォンから流れているのは「NICKELBACK」
このバンドは正統派ハードロック。ゴリゴリの男のロック。
アルバムは何ヶ月か前に購入した[All The Right Reasons]

このバンドの特徴はなんと言ってもフロントマンの
チャド・クルーガー。ベースを担当しているマイクの弟。
“声”が か～～っこいいんだ！
ちょっと枯れていて
それでいて、低音から高音まで“響いて”くる。
意外と音域もそこそこ広くて、しかも全音域でパワフル。
へんな表現だけど、全音域トルクフル。

何ていうか、車でいうと
アメリカ産の大排気量のマッスルカー。
ターボは積んでいないＮＡエンジンだけど、
どこからアクセル踏んでも、グッと伸びてくるエンジン。
太いマフラーから轟くエキゾーストノイズが
耳だけじゃなくて体ごと揺さぶる感じ。そんな声。
…って説明は分かりにくい？

そんなチャドの本領が発揮されるのは
バラードを歌わせたとき。
震えるよ。
普通のロック系の曲はうーん、もっといいバンドがあるかな
って思っちゃうけど、ロック系のバラードだけで比べるなら
太陽系で一番だと思うよ。
太陽系ったって地球しか人間いないけどさ。
スケールでかい感じでしょ？

こんな声で歌ってみたいな。こんな声になりたかかったな。

“FAR AWAY”なんてさいこー！
日本語にするとうまく出来ないって部分があって、ひとつの短い単語を歌詞の内容に合わせたように訳すと長ーい文章になっちゃうので、直訳ぎみにしなきゃいけないとこがあったりするせいで、ちょっと訳がびみょーなとこがあるんだけど。

“photograph”もいい。
小僧じゃない、ちょっと背中に雰囲気でてきた大人の男
(でも背中は丸めない、ジーンズがいつまでも似合う男ね)
がちょっとだけ過去を振り返って、ニカって笑って
また前に歩き出すイメージ。
その時、もしかしたら男はタバコを軽くくわえてるかもしれない。
オイラは吸わないけど。
そのあと乗り込む車は真っ黒に光るダッヂチャージャーみたいな。
もちろんオイラは乗ったことないけど。

かっちょえ～！ってばこの上なし！