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夜は短し歩けよ乙女

2007年04月06日 01:23

本を読むことが好きなわりに、なぜか読むのが遅い。
「すっごく面白いっす!」とか思いながら読み始めて5日目
本日「夜は短し歩けよ乙女」を読了

読了”って言い方、かっこいいね。
そんな偉そうなもんじゃないんだけど。

書いたのは森見登美彦って変わった名前の京都作家さん。
主人公は二人いて、ともに大学生男と女
女の子はちょっと変わっていて、へたすると“不思議ちゃん
だけど、アニメ系とか電波なわけじゃなく、
いわゆる“天然”なのだ。
男の子彼女の先輩。そして彼女に恋してる。
でも“ヘタレ”なので、なかなか進展しない。

男の子には作戦があって、その名も「ナカメ作戦」
“ナ=なんとか、カ=彼女の、メ=にとまろう作戦”
っていうやつで、とにかく偶然を装って出会いを重ね
彼女の“外堀”を埋めて行こう!って…
あんたストーカーかい!

ただの恋愛小説なら絶対読まないど、この本、恋愛小説ってのとはちょっと違う。なんていうか、不思議な世界観を持っていて、ファンタジックで、どんどん引き込まれるんだ。男性・女性関係なく面白いと思う。

「暴走するロマンティック・エンジン」って文章が中に出てくるけど、ホントその通り!

読んだきっかけは、表紙がアジカンCDジャケットを描いている人だったので、すごく気になって手に取ったから。いわゆる「ジャケ買い

そしたら登場人物キャラが立っているし、文体も独特で、この本で森見登美彦のファンになってしまったさ!

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