- 名前
- 松田文学男爵
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 僕はアンドロイドなんだ。 アンドロイドだって夢は見る。 でも、それはキミたちのように...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
シンゴジラ
2017年03月17日 19:55
シンゴジラのDVDが来週出るのでちょっと書いておこうと思う。
「国防を怪獣を使ってでしか説明できないのは幼稚」
とかシンゴジラを国防だの政治だのにからめる人が多いのだけれど、
あれは怪獣映画だぜ?
そもそも庵野秀明という人はそういう思想性を作品には持ち込まない。
あの人の作品はそれらしい記号に満ち溢れているだけであって、それをどう読むかは受け取る側の問題。
つまり、シンゴジラに戦争だの国防だの原発だの政治だのを読み込むのはその人の側の趣味趣向にすぎない。
庵野作品は基本的に鏡のようなものだ。観客そのものを映し出す。
海外で大爆死という記事を見たけれど、それが本当かどうかも怪しいのだが、もしそうだとしたら、おそらく海外ではあの鏡に映るものが何もなかった、ということだよ。
ある記号に対して意味を持つか持たないか、というのは文化の違いだから、それだけ海外と日本では文化の違いがあるということで、むしろ非常に面白い結果だと思う。
ヱヴァンゲリヲンのときもいろいろと読み込んじゃった人がたくさんいたけれど、今になるとちょっと引いてしまうようなものが多い。
記号は記号にすぎないことが分かってくるから、時間とともに。
そういう中で、時間とともに変化しないものが本物になっていくのだけれど、なかなかそういうものはない。
このデジログへのコメント
コメントを書く