- 名前
- 松田文学男爵
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 僕はアンドロイドなんだ。 アンドロイドだって夢は見る。 でも、それはキミたちのように...
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【お題日記】自分成長してるな~と思うこと
2017年03月11日 11:59
人はなぜ悲しいと涙を流すのだろうか。
これには二つの考え方がある。
①感情の表現は他人を見て真似ることで覚える。
つまり、感情表現は後天的なものであるということ。悲しいと涙を流すのは、人が生まれてから学んで身につける。
生まれたとき赤ちゃんは泣くが、悲しいから泣いているわけではない。
これがいつどの時点で悲しみと結びつくのか。
人によって違うだろうが、しかし、泣く行為はと悲しみは最初から結びついているわけではないことは確か。
悲しみよりもむしろ自分の欲求を満たす手段として涙を流す方が多い、おもちゃを欲しがる子供とか。
とすると、悲しいときに涙を流すというのは、大人がそうしているのを見て学習することによって身につくものだということだ。
ならば他の感情表現も同じことだろう。
②人間は悲しいときには涙を流すようになっている。つまり先天的にそういう作りなのだ。
悲しいという感情自体が脳内の神経の電気信号と化学物質の分泌人間よるものだから、この悲しいという脳内反応が涙を流すという反応ともともと構造的に結びついている。
ダーウィンはさらに突っ込んで、悲しいときに涙を流すように進化した理由を説明した。
悲しいと血流が変化し、目を充血させるので、それを保護するために涙を流すのだ、という。
ダーウィンというと進化論ばかりだが、こういう面白い研究もしていて、動物の行動とか表情についても書いているのでペット好きなら楽しいかもしれない。
悲しいときには涙を流すのは以上のどちらの理由なのか、考えてみると面白い。
どちらにしろ、涙を流す行為は記号である、ということだ。
涙自体には意味がない。あっても生理現象にすぎない。
人が涙を見てそこに意味を読み取ることが涙を機能させる。
ああ、この人は悲しいんだな、みたいに。
この、意味を読み取るということをしないと人でなしとか言われるのだが、つまりは、記号に意味を付与することが人間的に当たり前の行動とされる。
では、付与する意味は誰にとっても同じなのか。
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