わたしの中のアカデミー

《子供たちの笑顔》

アカデミーとかノーベルも
子供の笑顔の前では
霞んで見える虚の宴

全ての人の財宝です







最近、大きめな揺れが続いている。
あれから6年。
人間には、それなりの歳月だけど、大地にとっては、つい昨日らしい。


あの日の揺れが、まだ続いているということのようだ。
























『鉄腕アトム』が原発のイメージアップに加担している、という批判があった。


写真は、実写版のアトム。
私、まだ影も形もなかった頃だが、あはは、とほほ、な造型だ。



※1959年3日7日～1960年5月28日
フジテレビ (土)18：35～45放映



実写版アトムだと、最後はガス人間を壊滅させて生還できるけど、アニメ版だと、地球の大統領に選任されて、地球を護るために太陽に突入する最期が有名。


これは、たぶん日本人の美意識だ。


例えば、地獄の審判、閻魔大王。
亡者の生前の行いを裁く権力者。
その生きざま、お見事です。



『十王経』によると、人は死後に冥界で十王の審判を受けるとか。

閻魔様は、その内の一人。

十王の内、閻魔様だけが知名度が高いのは、死後の貴方の行く末を決める存在だから。



―――死後、7日目
殺生を審議する泰広王が一番手。

この人、相づちしか、うたない。
亡者が調子に乗って、嘘をつくと、当然、嘘の罪が加算される。



ここで行き先が決まらない亡者、いよいよ、三途の川へ。

善行の人は橋を渡り、そうでない人は歩いて渡る。
悪い人ほど、深い処を歩いて渡る。

渡りきると脱衣婆に着ている服を剥がされ、重さを計量される。
濡れているほど重く、重い人ほど悪い奴な訳だ。

判りやすい(笑)



―――死後、14日目
二番手、初江王は盗みが担当。



―――死後、21日目
宋帝王は邪淫を審議する。

この後、業江という川を渡るのだが、その川幅、だいたい東京～沖縄ぐらい(￣□||||！！

頑張って、泳がねば(-_-;)



―――死後、28日目
五官王が、嘘、悪口の罪を計る。



―――死後、35日目
ようやく、閻魔様に、お目通りだ。

天界、人界、修羅、畜生、餓鬼、地獄、何処に行くかは、閻魔様次第。

貴方の肩には、右に悪行を記録の同生という女神、左に善行を記録の同名という男神が乗っている。

生前の行いを映しだす浄瑠璃の鏡に、同生が記録を再生すると黒い画面、同名が記録を再生するなら白い画面。

所謂、走馬灯、貴方のそれは白い？ それとも黒い？ 果たして、どっち？



で、もし閻魔様が亡者の地獄行きを決定すると、それは閻魔様の罪となって、罰を受ける。

1日に3回、それまでは従っていた地獄の鬼が閻魔様を焼けた鉄板に押しつけて、口の中に煮えたぎる銅を注ぎ入れるのだ。



天晴れなり、閻魔様。
権力者、かくあるべきや。




















東電でも、為政者でもよゐんだが、アトムを利用するのなら、キチンと最後までアトムを見習って欲しいものだ。


権力には、ｱﾄﾑや閻魔様の責任感がないと、本当なら務まらない筈だから―――



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