- 名前
- ウルトラ7
- 性別
- ♂
- 年齢
- 63歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- ガツガツして欲しい貴女、他の方をお訪ねください。 まったり、ねっとりの専門店です。但...
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坂本龍馬は嘘つきだから嫌いだ!!!
2017年02月18日 06:33
という若者が居る!!
男はみんな龍馬ファン!
と信じていた私には
驚愕の新事実の発覚
目から鱗の驚天動地
地球の自転が止まる
が如くの青天の霹靂
「…世間では、坂本龍馬って人気があるみたいですけど、俺には全く理解が出来ない。
ただの嘘つきじゃないですか。
だって、あいつは自分は船乗りだって云ってる癖に、実際に船には乗ってないんですよ!!」
「そう! そうそう、当にそうなのよ!
だからこそ、凄いんだって」
・《あいつ》呼ばわりしやがって!
始めから、俺らも全開で応戦だ-。
「龍馬ほど、アレほど船が好きな男はいないんだって。ソノ、船が大好きな龍馬が、実際には、ほとんど船には乗れずに、東へ西へ駆けずり廻り、あの《維新》を為し遂げたんよ」
「ソレだって、卑怯じゃないですか!
本当に日本の為だって云うなら、何故、新政府の中に入らなかったんです?」
「いや、新政府の原案を書いてる。
《船中八策》だったかな?
船の中での走り書きって話でね、その中で、“敢えて”自分の名前を入れなかったんだよ」
「何故です?無責任だ、んなの。
だから、俺、龍馬は嫌いなんです。
天下国家を語るなら、自分自身が政治をすべきでしょ? 掻き回して後は知らんってなら、誰にだって出来ますよ」
「いや、誰にだって、出来ないって。
龍馬じゃないと、アレは無理なのよ。
尊皇攘夷か、倒幕かって時代よ。
外国人を追い出して天皇中心か、力づくで幕府を倒すのかって時代なのよ。
今なら、ドナルド・トランプか、北朝鮮かって野蛮な連中を、戦わせないのって凄くない?
無血革命なんだよ。無血ってのは、誰も死なないで、変えたんだよ、世の中を!」
「だったら尚更、龍馬はその後の新政府で仕事すべきなんじゃないんですか?
んなの、口先だけでおかしいって。
剣だって強いとか云われた癖に、結局は斬り殺されているじゃないですか。
強いってのも、嘘だった訳でしょ」
「いや、嘘とはちょっと違うなあ。
実際、達人だったようで、だけど、敢・え・て、斬らなかったの。
寺田屋でも、拳銃持っていたのに、威嚇射撃しかしてないんだよね。
部屋の中で面と向かってたのに、当てない。当てないで、ソレで相手が怯んだ隙に逃げ出すんだよね」
「おかしいって。
相手は龍馬のこと、斬る気でしょ?
撃てば、いいじゃないですか。
撃っても、正当防衛ですよ」
「そこを撃たないのが龍馬なのよ。
桂(小五郎。長州藩士。神道無念流)と真剣で斬りあった時なんかね、桂の刀を叩き落としといて、なんと龍馬の方がべそをかくのよ、コレが。
ソノ時使っていた刀がお兄さんから貰った名刀で、刃がこぼれた、乙女姐に怒られる。乙女姐の恐さ、お主(桂)は知らんじゃろってね(笑)」
「で、結局は、どうなったんです?」
「お流れ。桂も煙にまかれてね」
「ソコなんですよ、龍馬の変なトコは!
全然、男らしくないじゃないですか!
近江屋だって、結局、剣も抜かずに暗殺されるなんて、馬鹿ですよ」
「馬鹿……かなあ」
「馬鹿ですね。馬鹿げてます。
死んじゃうんですよ!?
だいたい、なんで西郷(薩摩藩邸)なり何なり、何処か安全な場所に匿って貰わなかったんです?
なめてますよ、人生を」
「なめちゃいないと思うけどなあ。
最初の船には乗ってないって話に戻るけどね、これから乗るつもりだったのよ、大政奉還の後にね。
でね、西郷(吉之助。薩摩軍総大将)たちに役人は任せて、龍馬自身は商人になろう、と。
世界の海援隊ってことでさ。
そもそも、海援隊の前の亀山社中って、日本で初の会社まで作って、大好きな船で商売したくて、でも忙しくて自分は船に乗れなくて、陸奥(陽之助)たちに任せっきりの可哀想な男なのよ、龍馬は…」
・《陸奥陽之助》 後の明治政府で農商務大臣、外務大臣を歴任する陸奥宗光のこと。元は伊達小次郎。
口先三寸と云うのなら、よっぽど陸奥のことだろうと云いたかったけど、《龍馬大嫌いクン》は、キチンと歴史を知った上での《龍馬嫌い》なので、話がややこしくなるから、ここは、グッと我慢、我慢。
「…じゃあ、どれくらい龍馬が船を好きかって、土佐を脱藩したその足で長崎に向かい、黒船に乗って操船を覚え、勝海舟に弟子入りをすれば、海軍の学校を作ったりね。
この海軍塾、結局は潰れて龍馬は路頭に迷う。今で云うホームレスになるのよ、龍馬は。
西郷サンの奥サンから西郷サンのお古の褌を貰って、龍馬、嬉し泣きしたりしてね(笑)」
・私としては、こういう脱線話こそ龍馬の魅力の真骨頂だと思うのだが、《龍馬大嫌いクン》には刺さらないらしい。ならば…
「日本初のカンパニーが亀山社中なんだけどね、大事な船が御上の船と衝突して、日本で初の海事審判の当事者でもあるのよ。
ついでに、おりょうと行った旅行、これも…」
「日本初の新婚旅行でしょ?」
「うん」
・くそ~。敵サンのテンションが低い。
《日本初シリーズ》も駄目か。
因みに、おりょうサン演じて欲しい、私めの願望第一位が深田恭子サン。
ログの写真は『下剋上受験』から。
「…ん-で、色々あって、船が好きで好きで好きで好きで堪らなくて、なのにちっとも乗れなかった龍馬なのよ。
今まで日本のために命懸けでさ、肩の荷が降りたんだから、今度は自分の夢のために時間を使っても善くない?」
「駄目に決まってるじゃないですか!
日本のためとか云いながら、結局は私利私欲、自分が可愛いなんて身勝手で我が儘なだけでしょ?
だから、坂本龍馬は《嘘つき》だと云ってるんです」
う~~~む。手強い(苦笑)。
《龍馬大嫌いクン》の心の根っ子は責任感の強さなのだろう。それはそれで、有りだとは思う。
ただ、やや否定的なフィルターを通すとねえ。全てが汚れて見えてしまう。
《公平》な判断を求められる時、《偏見を無く》して見ようにも、
(あ、なんか厭だな)
と、少しでも思ってしまうと、もう実際には《公平》なんかではなくなるんだろうなあ-。
まあ、今回は《好き嫌い》だから、私も自説は曲げなかったが(笑)
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