- 名前
- 松田文学男爵
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 僕はアンドロイドなんだ。 アンドロイドだって夢は見る。 でも、それはキミたちのように...
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【お題日記】心に残っている名言
2017年02月09日 20:04
「 私は、自分の中からひとりで出てこようとしたところのものを生きてみようと欲したに過ぎない。
なぜそれがそんなに困難だったのか?」
ヘルマン・ヘッセの「デミアン」の冒頭です。
ヘッセの作品は自己探求の物語です。孤独な魂が救済を求める遍歴の物語です。
どれも素晴らしい作品だと思いますが、根本的な解決には至っていない、そういう中途半端さがヘッセの作品にはあります。
まあ、解決できるような問題ではないとは思いますが。
でも彼の言葉の美しさはそうした欠点を補って余りあるものです。
「人生は一頭の馬である。
軽快なたくましい馬である。
人間はそれを騎手のように
大胆に、しかも慎重に取り扱
わなければならない。」
これはプラトンのパクリですね。
「愛されるというのは幸福ではない。
でも、愛すること、これは幸福です。」
「名声などというものに、いったい何の価値があるだろうか。
本当に内容も価値もある人間たちが、みな有名になって後世に知られている
とでも、あなたは思っているのだろうか」
「我々がある人間を憎む場合、我々はただ彼の姿を借りて、
我々の内部にある何者かを憎んでいるのである。
自分自身の中にないものなんか、我々を興奮させはしないものだ。」
「彼は、恋をすることによって同時に自分自身を見いだしたのであった。
しかし大抵の人々は、恋をすることで自分自身を失ってしまうのである。」
「世の中に実に美しいものが沢山あることを思うと、自分は死ねなかった。
だから君も死ぬには美しすぎるものが、人生には多々あることを発見するようにしなさい。」
「大部分の人たちが行く道は楽だが僕たちの道は苦しい。
でも、行こうじゃないか。」
中2病的な感じもしますが、心に引っかかることばです。
スコット・フィッツジェラルドはヘッセとは違う形で心に残ります。
彼は若くして成功し天下の美女であるゼルダ・セイヤーと結婚、幸福の絶頂にあったにもかかわらず、
やがてすべてを失くし貧困の中に死去。ゼルダは心を病み精神病院の火災で焼け死にます。
フィッツジェラルドはお金と美女と社会的名声すべてを手に入れ毎日のように豪華なパーティーという、社会的に勝ち組の生活をしてもそこには何も幸福がないことを知っていました。
彼の享楽的生活は彼の持つ虚しさ、虚無感を決してなくすことができなかった。
それが「グレート・ギャッツビー」という作品に秘められています。
映画は絶対ロバート・レッドフォードのほうがいいです。
「魂の暗黒の闇の中では、時刻はいつも午前三時だ。」
このカッコよさ!
フィッツジェラルドはヘッセのように美しいのではなくカッコいい。
「恋をしているということは素晴らしい。あなたはたくさんのほめ言葉をもらえるし、自分をたいした男だと思いはじめる。」
「世界には様々な種類の愛があり、同じものはひとつとして無い」
「他人と違う何かを語りたければ、他人と違った言葉で語れ。」
「誰か人を批判したいような気持ちが起きた場合には、この世の中の人が皆自分と同じように恵まれているわけではないということを、ちょっと思い出すべきだ。」
これはフィッツジェラルドのお父さんの言葉だったと思います。
「僕は、娼婦だ。1発4000ドルの娼婦であり、僕は、そのために40もの体位を熟知しているのだ。」
こういう言葉がすらっと出てくるようになりたいものです。
「僕は30ですよ。自分に嘘をついて、それを名誉と称するには、5つほど年をとり過ぎました。」
「一流の知性とは、同時にふたつの相反する考えを持ちつつ、さらにその両方を機能させつづける能力である。」
「アルコールを痛飲するのは二流作家の特権だ。」
ニジンスキーの手記は天才舞踏家であるニジンスキーの言葉に狂気が加味されてとんでもないインパクトがあるのだが、切りつけられるような鋭さがあって好き。
わたしは肉体に宿った神である。
この感じは誰もがもっている。
しかし誰もこれを使わない
私はもっと踊りたかったが、神はもう充分だと言った。‥私は以前は恐ろしいことをした。神を理解していなかったからだ。神を感じていたが、理解していなかった。‥私の感情は大きいので、学ばずとも自然が何であるかを知っている。自然とは生だ。生とは自然だ。猿は自然だ。人間は自然だ。猿は人間の自然ではない。私は人間の姿をした猿ではない。
私は幸せだ。なぜなら私は愛だから。私は神を愛する。だから自分で自分に向かって微笑む。まわりの人は私が狂うだろうと思っている。私の頭がおかしくなると思っている。ニーチェは頭がおかしくなった。考えたからだ。私は考えない。
私は知性なんか欲しくない。私は理性的なことを欲する。私は知性的な人たちが好きだ。だから彼らをピストルで殺すつもりはない。私はピストルではない。私は神である。私は愛である。
https://youtu.be/kkhn4KbisJc
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