- 名前
- 松田文学男爵
- 性別
- ♂
- 年齢
- 60歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 僕はアンドロイドなんだ。 アンドロイドだって夢は見る。 でも、それはキミたちのように...
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天地明察
2017年02月04日 11:46
天地明察、小説と映画とマンガがありますが、一番のおすすめはマンガです。
と言っても小説は読んでいませんが、それでもマンガが一番よいです、間違いなく。
このマンガ版では主人公の安井算哲が数学という学問に心から魅かれるも自分の能力の無さへの苦しみ、関孝和という稀代の天才への嫉妬と憧れが非常にうまく描かれています。
何かを志したことがある人ならば算哲の苦しみは我が身のごとく感じるはずです。
新しい暦作りの過程で彼の周りに同じ志を持った人たちが集まりますが、天地の理を知りたいと願う高齢者の純粋な思いとそれがかなわず亡くなっていく姿、その思いを算哲に託していく姿には涙を禁じ得ません。
これがラストに素晴らしい形で結びつくのですが、ネタバレはしません( ´ ▽ ` )ノ
この素晴らしい凡人たちの誠実な努力とのちに天才関孝和が結びつき、日本初の暦が作られていきます。
この大筋の他にも算哲のラブストーリーがうまく組み合わされていきます、
初恋の人とは結ばれないけれども、算哲を一生懸命支えてくれる女性と結婚。
しかし、彼女も志半ばで亡くなってしまう。
この辺りは涙涙でした。
そして再び初恋の人との再会と再婚。
これもまたうまく描かれていて、前妻との出会いも死別も綺麗に昇華されているんですよね。
この夫婦、最後は同年同月同日に亡くなるのですが、まさに命を昇華した感じでした。
これほど何かに心魅かれそれを追い求めざるを得ない人間をうまく描いた作品は他にないです。
映画はゴミです。
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