- 名前
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「囚われ人 パラワン島観光客21人誘拐事件」レビュー☆
2016年10月16日 01:54
イザベル・ユペール主演他。2001年5月。世界に誇るリゾート地、フィリピン・パラワン島を訪れていた観光客21人が、夜半イスラム系過激派アブ・サヤフによって誘拐され、ミンダナオ島へと連れ去られる事件が発生する。運悪く居合わせた宗教系NPO団体で働くフランス人、テレーズ・ブルゴワン(イザベル・ユペール)も事件に巻き込まれてしまう。“救出作戦”という名目のもとフィリピン国軍から受ける度重なる無差別攻撃や、誘拐犯たちに無慈悲にも殺されてしまう者がいる一方で、身代金が支払われた者は解放されていく。長引く拘束生活に人質たちは心身ともに追い詰められるのだった。そして9.11同時多発テロが起き・・・拘束日数337日、移動距離約1600km。9.11同時多発テロの裏に隠された、過激派によるパラワン島観光客21人誘拐事件の全記録。「アルゴ」「ゼロ・ダーク・サーティ」に続く真実の物語。
9/10点!!日本人が人質にいなかったからとこの誘拐事件の間に9.11テロが起きてしまったことで、この事件については日本で大きなニュースにはならなかったのでしょうか?恥ずかしながら観るまで全く知らなかったです。この事件の前後1年の間に100人以上もの人々が身代金目的で誘拐されているってことは日本からの渡航規制もかかってたかも知れないのに。しかもフィリピン政府の身代金着服に、この映画にはフィリピン軍と加害者のアブ・サヤフ(オサマ・ビンラディンの名を名乗ってました)両方の全面協力で製作ってもはやどういう状態なのかさっぱりわかりません(>_<)これまでイスラム国にたくさんの人々が拘束され殺されてきたけれど、拘束されている間の生活というのは全くわからなかったので、フィリピンというアウェイでの事件ですが、こういう感じなのかということは分かったので勉強になりました。イスラム系の人たちの目的はあくまで軍資金を集めることなので、人質が抵抗したり逃げなければ毛布も渡すし、談笑もするし、道が悪かったら体を支えたりもしていて、人質が減ってしまうことの方がダメージなんだなと思いました。全て軍資金のためだけで行動していて、11歳の兵士の子とかもいて、本当に聖戦の意味をわかっている人は少ないのではないかと思いました。フィリピン軍が病院でもどこでも人質もろともバンバン銃撃戦を仕掛けてきて、人質は殆ど、フィリピン軍の銃によって殺されたのではないかという勢いでした。人質たちが行く先々で、フィリピンの地元の人たちが食べ物を差し入れたり、テレビ局がインタビューにきたりしていたので、どこで何をしているリアルタイムにわかる状態にあったのは確かなのに、救出とは名ばかりで、過激派もろとも殺そうとしているように感じました。そして、9.11テロがあったと知った時の人質たちの絶望感、もう助けはありえないって思っちゃいますよね・・・。テレーズを演じたイザベル・ユペールがすごく雰囲気も良いし、真に迫る演技をされていて素晴らしかったです。シャルロット・ゲンズブールに雰囲気は似ているけれど、彼女の方が気品があって好きです。一緒に笑い合えていたのに次の瞬間銃を向けるとかもう完全に洗脳です(>_<)イスラム国の子どもたちの洗脳を解くことも同じくらい真剣に取り組まなければならない課題だと思いました。とりあえず、捕まったら既婚だということにしとかないと嫁にさせられることがわかっただけでも収穫(爆)アメリカとイスラム国以外で起きているイスラム教問題についても知るべきだと痛感した作品です。2012年公開。
このデジログへのコメント
> GRAYさん
ネットで調べても映画しかヒットしないんです。英語かフィリピン語で調べたらヒットするかもなんですけど・・・。大好きな「8人の女たち」のイザベル・ユペールが出てる!って驚きました。
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