いま こんな本 読んでます

おはよう＼(^∇^)／
お気にの本のご紹介
『ひと目でわかる
戦前日本の真実
1936-1945』
水間政憲著
PHP研究所 2014年

・戦前に発行された『アサヒグラフ』のグラビアと、GHQが封印した写真とで構成されている―――




教科書だと、戦前・戦中の時代って《暗い》だの《娯楽》がないだのってことになっているけど、本当？


この本を見ると、昭和10年頃には、工学・自然科学・天文学等、現代に至る科学の基礎は、教育現場では熱を帯びていた。


昭和12年には、航空機・核・テレビの研究・開発はアメリカを凌ぐ域に迫り、スポーツ面も、昭和15年の東京五輪の開催決定を勝ち取るなど、近代的国家としての顔を見せている。


昭和10年代、映画とレビューは黄金の全盛時代でもあった。



【映画入場者数】

☆東洋経済新報社 1991年
『完結 昭和国勢総覧』第三巻ヨリ

※1億5000万人以上を棒グラフ表示
■＝2500万人


昭和‖
11年‖■■
□□‖（2億265万9千人）
□□‖
12年‖■■■■
□□‖（2億4561万7千人）
□□‖
13年‖■■■■■■
□□‖（3億629万3千人）
□□‖
14年‖■■■■■■■■■
□□‖（3億7573万9千人）
□□‖
15年‖■■■■■■■■■■
□□‖（4億503万6千人）
□□‖
16年‖■■■■■■■■■■■
□□‖（4億2千万人）※推定計数
□□‖
17年‖■■■■■■■■■■■■
□□‖（4億3216万2千人）
□□‖
18年‖■■■■■■■
□□‖（3億2284万3千人）
□□‖
19年‖■■■■■■
□□‖（2億9844万4千人）
□□‖
20年‖■■■■■■■■■■
□□‖（4億人）※推定計数
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当然のべ人数だが、日本全国の数。昭和20年の急増は、8月15日以降、それまでの閉塞感からの開放と、映写機やフィルムが戦火での焼失を免れたことによる。


一方、娯楽の参考になる動物園は、子供が東京にいない、動物も処分されていなかったことによる落ち込みを見せる。



【上野動物園入場者数】

☆東京都恩腸上野動物園 1982年
『上野動物園百年史』ヨリ

■＝30万人


昭和‖
11年‖■■■■■■■
□□‖（216万534人）
□□‖
12年‖■■■■■■■
□□‖（214万3659人）
□□‖
13年‖■■■■■■■■■
□□‖（256万4116人）
□□‖
14年‖■■■■■■■■■■
□□‖（295万4569人）
□□‖
15年‖■■■■■■■■■■■
□□‖（329万8379人）
□□‖
16年‖■■■■■■■■■■■
□□‖（324万8068人）
□□‖
17年‖■■■■■■■■■■■
□□‖（327万810人）
□□‖
18年‖■■■■■■■
□□‖（208万12人）
□□‖
19年‖■■
□□‖（57万7196人）
□□‖
20年‖■
□□‖（29万6人）
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雑誌も、上野動物園と共に19年の落ち込みが激しい。これは国民の生活状態の反映。戦争の閉塞感は、この辺りからのことのようだ。



【雑誌販売数】

☆日本書籍出版協会 1968年
『日本出版百年史年表』ヨリ

■＝500万冊


昭和‖
11年‖■■■■■■■■■■■
□□‖（5628万5千冊）
□□‖
12年‖■■■■■■■■■■
□□‖（4998万6千冊）
□□‖
13年‖■■■■■■■■■■■
□□‖（5518万3千冊）
□□‖
14年‖■■■■■■■■■
□□‖（4379万1千冊）
□□‖
15年‖■■■■■■■■
□□‖（3983万9千冊）
□□‖
16年‖■■■■■■
□□‖（3180万7千冊）
□□‖
17年‖■■■■■
□□‖（2487万4千冊）
□□‖
18年‖■■■■
□□‖（1818万3千冊）
□□‖
19年‖■
□□‖（651万7千冊）
□□‖
20年‖
□□‖（不明）
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