SNSの情けの報い

小学生の宿題解ける
かどうかはさておき
ここで問題―――
日本で無くしたスマホ
出てきたのはなんと
インドネシアのジャマイカ！
何故だ(；￣Д￣）？























ニュース、見ました？

そう。真相は、こう↓。



日本でスマホを無くしたのは日本人。仮に「N」サンとしましょう。


Nサンがスマホを無くしたのは去年暮れ12月5日のこと。


その日、朝まで遊んでいた大学生のNサン、始発のJR南武線に乗るが、その車内でスマホを無くした。


座席に落としたそのスマホは、座席の隙間に落ち込んでいて、見つけることは出来なかった。


ところで、偶然にもその日は、その車輛の最後のお勤めの日だった。


Nサンは知らなかったけど、その日のその車輛の車内アナウンスでは、こんなことが流されていた。


「ただ今、皆様に御乗車戴いているこの車輛は、本日が使用の最終日となっております。
明日以降は、インドネシアに向けて出発し、これからはジャマイカの地を走ることになります」


かくしてその車輛、5800キロメートルを運ばれて、ジャマイカに到着した。


インドネシアは、第二次世界大戦の時に日本が占領していた。記念館かな？『許そう。されど忘れまじ』の碑が有名と聞く。


線路は全て日本の規格にした為、日本とは互換性がある。ジャマイカに到着した車輛は、現地でのメンテナンス。


そこで座席の下のヒーターの中から、作業員の「O」サンがスマホを見つけた。スマホカバーには学生証も入っていた。だが、Oサンは日本語が読めない。


何とか、スマホを持ち主に返したいと思ったOサン、学生証の写真をSNSで拡散してみた。


それを見たのが、日本の鉄オタの方。OサンのSNSをフォローしていた。


「これは、俺が一肌脱がねば」


鉄オタの方は、SNSでNサンを探し出し、Oサンに連絡。OサンはNサンのFacebookにコメントを入れた。


日本で無くしたスマホがジャマイカに！？


にわかには信じられなかったNサン。Oサンへの興味もあり、夏休みの7月、インドネシアに赴きOサンからスマホを受け取ることが出来た。


二人はその後も連絡を取り合い、先月には来日したOサンと再会して、浅草などを案内したようだ (^∇^)























『情報』は、情けと報いという字。本来は、人の営みにまつわること。


SNSは、とかく冷たさや無礼講などを取り沙汰されがちだが、これは『情報産業』の、ある意味、本来の使われ方。




何だか嬉しい♪