デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

心の闇と歪んだ正義

2016年07月28日 06:07

心の闇と歪んだ正義

おはようございます

話し上手と聞き上手
聞き上手が一枚上手
だって『聖』って字
「口」より「耳」の方が
大きいでしょう?
















相模原の19人の方が亡くなられた事件―――


痛ましい限りです。
亡くなられた方のご冥福を祈り、衷心よりお悔やみ申し上げます。








デジのフレサンから、この事件を憂う内容のメールを頂戴したこともあり、今日は普段のメールのように、デスマス調の文章にしたいと思います。




各種報道をご覧になられたのなら既にご存知でしょうが、彼にあるのは、狂気にまみれた歪んだ正義


彼は異常です。その殺戮した数は、戦前にまで遡らなければ前例のないほどです。



ただ………、

「戦争」の大義と同じです。



軍国化の道を進む日本にとって、極端な未来を1人で体現したのが、或いは今回の彼だったのかも知れません。


「思想」の怖さです。


かつてのオウムサリン事件も、思想の怖さに溢れていました。あの時の彼らにも、宗教上では大義あり。


直前の選挙に大挙して打って出たオウムだが、立候補者は悉くの落選。世間に受け入れられなかったこのことを迫害とし、宗教上の法難と解釈しました。


「敵対する者は滅ぼす!」


絶対に、あってはならない考え方。だが、そこに大義があるとすれば、人は簡単に一線を越えてしまう。


かつては、日本の同盟ナチスドイツユダヤ人大量虐殺をしました。


しかし、ナチスを率いたヒトラーは、最初から「ユダヤ憎し」ではありません。若き日のヒトラーは、夢を膨らませる喰えない絵描きの一人でした。




では、中東はどうでしょう?


フセインを捕まえたアメリカですが、大義だった大量破壊兵器はありませんでした。そこに正義はありません。結果、『イスラム国』を産み出します。


そのアメリカを支持した、世界でも数少ない国の一つが、日本です。


その日本でも、関東大震災の時に、朝鮮中国の人が震災のこの機に乗じて盗みを働いたとして、警察の指揮の下、急ごしらえの自警団を名乗る被災者である都民の手によって、大量殺戮がなされました。


この時に手を汚したのは、どこにでも居る普通の人たちでした。


私たち自身、大義があれば狂気の坂道を、いつ転がり落ちるのかも知れない危うさをはらんでいるのかも知れません。


今回、一線を越えた植松容疑者の背中を押したのは、独りよがりの蔑視だったような気もします。


実際に行動にまで移したその狂気は常道を逸しておりますが、弱者マイノリティを排斥せんと「行動手前」の過激な言動は、実は少なくない。


ですが、イデオロギーは毒にもなるが、さじ加減一つで薬にもなります。


自分の中の心の闇と向き合う勇気の大切さ、その必要性を、あらためて考えさせらた今回の事件です。

このデジログへのコメント

まだコメントがありません。最初のコメントを書いてみませんか?

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

ウルトラ7

  • メールを送信する
<2016年07月>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31