- 名前
- けーでぃー
- 性別
- ♂
- 年齢
- 50歳
- 住所
- 奈良
- 自己紹介
- 「元」がつきますが一応プロの小説家。現在、 カムバック目指して修行中です。 そんな私...
JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。
言いたくない……「バイバイ」
2016年05月07日 21:15
……って。
なんか、こう、失恋ソングの歌詞にでもありそうですな。今回のタイトル。
んが。
私のログ、私の体験談に、そんな色っぽい話があろうはずもなく。
我ながら、非常に私らしい、妙なコダワリの話です。
まず一つめ。
これはラジオ番組で聞いたエピソードです。
日本語ペラペラの外国人が、日本の本屋に行った時のこと。
日本語で、日本人の店員に、話しかけました。
「すみません。園芸の本はどこですか?」
「エンゲイ? えーと……」
「自宅の庭で、花を植えたりしたいんですけど」
「ああ、『ガーデニング』のことですか。はいはい、これです。
これが、『ガーデニング』の本です」
「……」
次、二つめ。
これは確か、国語の教科書に載ってた話だったと思います。
日本語学校に通って日本語を学ぶ外国人と、先生の会話。
「先生。日本語で、別れの挨拶は『さようなら』ですよね?」
「そうですよ」
「でも日本人、『さようなら』っていいませんね」
「え? じゃあなんて言ってます?」
「『バイバイ』」
「……」
どーです。どー思います。
特に一つめの、本屋の話を聞いた時、私ぁ……
「は・ず・か・し・い・なああああぁぁぁぁオイ!」
と、身悶えしましたよっ! え~もう。ほんとに。
「園芸」を知らないのはまだいい。日常生活であまり使わない言葉だし。でも、
「園芸」は知らないのに「ガーデニング」なら知ってるってのが、
なんかもう、許せん。許したくない。
いや、そりゃあね。
「ゲームセンター」を「遊技場」と呼称しろなんて言いませんよ。
「アイスキャンデー」を「氷菓子」と呼称すべきとは主張しませんよ。
でも。でも。
ねえ。ちょっと。解るでしょう? 解って下さい。私のこの気持ちっっ。
んで。
二つめの話。時系列的には、こっちの方を先に知ったんですけどね。
これを聞いて(読んで)以来、私は「バイバイ」って言葉を
口にするのが嫌になりまして。
と言っても。
流石に、いちいち「さようなら」では堅苦しすぎるので、
「ほんじゃねー」とか、「さいなら~」とか、「さらばっ」とか。
相手と状況に応じて、そんな風に言ってます。
とりあえず、「バイバイ」だけは言いたくなくなってしまったので。
覚えてる限り、少なくとも直近15年ぐらいは、一度も口にしてないと
思います。「バイバイ」は。まぁそもそも、職場で上司や客相手には
使わない言葉ですし、プライベートの友人とかなら上記の三つや
その変化形で充分ですし。不自由は全くありません。
以前、長期シリーズで延々と述べましたような、
「世間には使う人もいるけど、本当は誤用だから私は断固として使わない」
というものではなく。
下品とか汚いとか乱暴とか悪口とか、そういう言葉で嫌いだから使いたくない、
でもなく。
最初に言いましたように、我ながら私らしいコダワリで、
使いたくない言葉です。「バイバイ」は。
皆様はありますか?
こういう、なんつーかその、「コダワリ」で使いたくない言葉。
あるいは逆に、気に入ってて意図的に多用してる言葉とか。
☆☆私の場合☆☆
なんとなく気に入って多用してるのは、文頭の「って」と文末の「っっ」です。
「って、そんなんありか?」
「って……いやまあ……それは……」
「うああ、どうしようっっ」
「くそっ、そういうことか……っっ!」
察しはつくと思いますが。
どちらも、字で書けばそこそこ特徴的ですけど、
声として聞いたら殆ど気づかれないというか、存在感は希薄です。
そりゃそーです。「っ」なんですから。ただの吐息も同然。
でも。
確たる根拠はないんですが、私はな~んかこれ、好きでして。
ここでの文章でも、あるいは小説の中でも、多用しております。
私の作品の中では、男性も女性も、よく言ってます。
……嫌いな人がいなければ良いのですが……
このデジログへのコメント
「っ」は語尾につくと、文章にメリハリがつきますよね(´∀`*)
同じ意味でも、言葉の言い回しはいろいろあって難しい~。。
相手に不快感を与えないようにしたいものです
「さようなら」は、既に日常会話ではなくなったんでしょうねぇ
「バイバイ」は、大人になってからは使っていないかと…。
「またね。」「元気でね」「失礼いたします」とか使ってますね。
よくあるのが「ヤラレますか?」と
「~の方…」という敬語?にしたかったまちがい
これは聞いてるとゾクゾクするので
こういわれると自分の中だけで変換してザワつきを解消します
バイバイじゃなくて
またねー
と言いたいですよね
日本語は明治になって非常に多くの英語が入ってきて、後でそれに相当する日本語を作った言葉も多いので入り乱れていて面白いですよね
> eriさん
教科書言葉、あるいは既に古語? それはオーバーか。生徒が先生にとか、
子供が家族以外の大人にとか、そういう場合にはまだまだ使われているはず……ですよね?
でもいずれ絶滅するかも……
> 木綿子さん
「ほう言葉」は、やっちゃダメな例としてビジネスマナーの本に載ってましたね。
私もあれは嫌いです。
私の言葉指摘シリーズは2014の12.6や4.23に。お暇がありましたらご一読を。
> とめおさん
そのおかげで、日本では「英語を学ばなくても母国語で高等学問が学べる」ってところ、
他国と大幅に違うそうですね。だから英語を学ばないという弊害もあれど、
先人の努力の成果に感謝です。
> はぎんちょさん
(遅れてすみません!)
自分で言いました通り、「っ」は字面だけで、会話上ではほぼ無意味ですけどね。
でも、難しい漢字の並ぶ必殺技名とかそうですけど、見た目の印象というのも大切。
> few(休眠中)さん
(遅れてすみません!)
どちらも、細かな心配りですねえ。わかります。同意します。が、正直なところどちらも、
いずれ公式に認められる日が来そうな気もします。一生懸命のように。
さすがは元プロ!
言葉の拘りがすごい!
私のは変な日本語でしょw
ちと逸れますが
けーさんて私の中で「羽田圭介」さんのイメージやねんなー勝手にw
> みつはさん
ぐぐってみたら、ドえらい華々しい人でびっくり! 重ねて頂き光栄です。
みつはさんの文章は、内容も良いですがハード的な意味、文字のテンポも軽快で、
読み心地良く。センスありますよ。
プロフィール拝見しまして、この記事、
するりと読んでしまいました(>_<)
さすが(といっては当たり前すぎて失礼ですか)、読ませる力を感じました。
花を扱う店の店員に、【園芸】通じないなんて(>_<)
> れんれんrさん
おいでませ! お褒めの言葉、光栄のいったりきたりにございます。
あくまでも「元」ですが、それでもプロとしてのコダワリがあるもんで、
いろいろ気になってしまって。難儀なもんです。
コメントを書く