デジカフェはJavaScriptを使用しています。

JavaScriptを有効にすると、デジカフェをより快適にご利用できます。
ブラウザの設定でJavaScriptを有効にしてからご利用ください。

「わたしを離さないで」レビュー☆

2016年01月17日 23:40

「わたしを離さないで」レビュー☆

キャリー・マリガン主演他。外界から隔絶した寄宿学校ヘールシャムは、他人に臓器を“提供”するために生まれてきた〈特別な存在〉を育てる施設。キャシー(キャリー・マリガン)、ルースキーラ・ナイトレイ)、トミー(アンドリュー・ガーフィールド)は、そこで小さい頃から一緒に過ごしてきた。しかしルーストミー恋仲になったことから、トミーに想いを寄せていたキャシーは二人のもとを離れ、3人の絆は壊れてしまう。やがて、彼らに逃れようのない過酷な運命が近づく。ルースの“提供”が始まる頃、3人は思わぬ再会を果たすが・・・。命を“提供”するために、彼らは生まれた―ブッカー賞作家カズオ・イシグロ小説奇跡映画化劇場ロングランヒットを記録した、あまりにも儚く切ない衝撃作!

8/10点!!なんだ、この圧倒的な話。とても静かな作品で、impossibleな設定なのに、ぐいぐい引き込まれました。また、3人の役者さんの配役が絶妙!キャリー・マリガンは、触れたら壊れてしまいそうなのに、一人で懸命に立つ主人公が、キーラ・ナイトレイは、実は強そうに見えて弱いルースが、アンドリュー・ガーフィールドは、3人の中で、二人を惹きつける光を放つ存在のトミーが、見事にハマっていて、この時期にしか見られない旬な競演だと思いました。心があるか?という問いは、愚門で、人が生きるという時間は、短くて、無駄にしたり、間違った選択をしている暇はないのだというのを、こういう寓話的なストーリーで見せている映画でした。しかし、多分、原作は、もっとしっかり描かれていて、映画は、細かい描写とかがさりげなさ過ぎるので、前情報なしに観ていたら、寝ちゃったかも知れないです。外の世界の人たちの考えなどを見せるシーンが殆どないのが、かえって、逃げ場のない主人公たちの立場を際立たせていて、何とも言えない、圧迫感でした。後引く映画だと言われていますが、設定どうこうより、3人の十代の少年少女青春もの、恋の話として、秀逸なので、心に残るのだと感じました。2010年公開。

このデジログへのコメント

  • ユリ 2016年01月18日 04:19

    > モチモチのきさん
    ううー怖くて寝れなくなってしまいました。軽く呼吸も出来ない。後引く。。やばいです。

  • ユリ 2016年04月06日 00:15

    > GRAYさん
    今年一番後引くって岩井俊二監督も言ってましたよ。ドラマはまたかなり内容が違っていて、原作も読みたいですけど、心が保つかわからないので、ちょっと躊躇してます。

コメントを書く

同じ趣味の友達を探そう♪

  • 新規会員登録(無料)

プロフィール

ユリ

  • メールを送信する
<2016年01月>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31