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「杉原千畝 スギハラチウネ」レビュー☆
2015年12月07日 21:54
唐沢寿明主演他。杉原千畝といえば、多くのユダヤ難民を救ったヒューマニストとして有名だが、稀代の諜報外交官であったことは、あまり知られていない―堪能な語学と豊富な知識を駆使し、世界各国で諜報活動に携わり、リトアニア赴任時には一大諜報網を構築。混乱の極みにあった世界情勢を分析し、身の危険を顧みず、日本に情報を発信し続けていたのだ。諜報外交官としての千畝の信念とは。ユダヤ難民にヴィザを発行し続けた千畝の心情とは。遂に本作で、今まで描かれることのなかった本当の杉原千畝の姿が明らかとなる。激動の第二次世界大戦下、日本政府に背き、命のビザを発行し続け6000人にのぼるユダヤ難民を救った男の真実の物語。
9/10点!!何度かテレビなどでも取り上げられたことのある方だそうですが、私は知らなかったので、とても勉強になりました。監督は、「サイド・ウェイズ」などのチェリン・グラックなので、邦画ですが、功績の讃え方など、洋画寄りな作りです。あと、やはり戦争では、悲しいけれど、人と人とのドラマが生まれるもので、それを最大限活かした作りで、ドラマティックに仕上がっています。周りが全員右を向いてる時に、左を向けるか、自分で自分に恥じない生き方、後悔しない選択を出来るかを、凄く問われる作品でした。家族を守るという選択では、濱田くんの役の答えも正しいわけで。この映画の印象では、杉原さんは、むやみやたらにビザを発行していたわけでなく、諜報網を生かして、反逆者にならないギリギリのラインで、行動していた様な気がしました。あの時代だと、目をつけられただけで殺されていてもおかしくないけれど、きちんと状況を見極めて、家族の事も考えて、非常に頭の良い方だなと感じました。杉原さんが、後々どういう人生を辿ったのかが、とても気になる終わり方だったので、エンドロールには、感動しました。誰に讃えられなくても、自分を信じた道をとは言いますが、やはり、自分の人生を振り返った時に、国から名前を消されたままなのと、認められるのでは、全然違いますから(>_<)ドイツの描かれ方が非道の極みみたいな感じで、善悪がはっきり過ぎるのと、(でも実際そうだったのかな。)あの時、領事館にいたメンバーが全員無事だったのか(特にドイツ人の彼)が描かれていなかったので、そこは気になりましたが、胸にくる素晴らしい作品でした。2015年公開。
このデジログへのコメント
杉原千畝かぁ~~
観てみたいですね。
戦争を背景にした環境で、どんな人生観が彼を行動させたのかとか・・・
人間性やら、
なんか、興味が尽きないです。
> ドガさん
私もウィキペディアでざっと経歴をさらったのですが、読み切れないくらい濃い人生を送られている方ですね。それを読んでみると人生観を描く場面が圧倒的に足りなかった気がします。
この映画、、、実は試写会当たったのですが、、、出張で行けなかったのでした(TT
残念。。。。
> はらぺこさん
週末の試写会ですか?私もその時点ではこの作品を見るか決めかねていたので、スルーしてしまいました(>_<)試写会行かれるんですね(^^)
> GRAYさん
KANO、友人の彼女さんのおじいさまが、KANOの次の年の同じ野球部で、KANOの先生に教わったという話を聞きました。ほぼ他人ですけど、人ってつながるんだなぁと驚きました。
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