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最近読んだ小説でおもしろかったものは?

2014年12月09日 22:16

奇しくも今日は文豪・巨匠開高健の命日かぁ。
25年前の訃報にはびっくりするのと同時に愕然としたのを覚えているな。

開高健曰く
文学とは煌めく一編の文章があれば良い。』
と生前語っていた。

自身も芥川賞を受賞しその後芥川賞選考委員を務めていて軒並み『該当作品なし』としていたよなぁ。
理由は
「煌めく一編がない。」

文学が必要とされなくなったのでは?
と自身のエッセイで嘆いていたけど
本人自らが
オーパ!』
というノンフィクション作品で画像も一編の文章に取って換えられるとしてたんだけどね。

それから25年。
文学出版社から刊行される物という枠を外れ、ネットワーク上に多く流れるようになった。

後世に名を残す偉大な純文学作家画像
『一編の文章となる。』
と示したのだから刊行物を読むことだけが小説を読むこととは限らない時代になっているって事だね。

このサイトに書き込みされてる物も
『煌めく一編』
があれば文学となりえるしね。

画像もそうだし動画もその1つとなりえる。

多分ノーベル文学賞を獲る最後の日本人文学作家
村上春樹
だろう。

それを最後に「日本語純文学」は費える。
しかしそれは出版社純文学というジャンル出版する「日本語純文学」が衰退するだけで、日本語純文学は形を変えて活き続ける。

それは小説に限らず漫画アニメーションとなっても良いと思うし。

開高健本人が言ったのか対談で聞き出したのか忘れたけれど、
英語なんかを学ぶ必要はない。遅かれ100年後には日本語が世界の公用語となる。』
と書いてたなぁ。


当時はそんなものなのかねぇ?と思ってたけど
(^-^)
である記号を組み合わせて
ニコ(笑顔)
としたのは日本語である。

そして絵文字なる物まで作った。

それに従来からある漢字・平仮名片仮名に数字。

そして画像までも加えたら日本語の持つ表現力は多彩となっている。

75年後日本語公用語とまで至りはしないだろうけど第二外国語となってもおかしくはないという言語となってるしね。


最近小説を読まなくなった。。。
という原因は上記したものへ変遷したのと、
世界の中心で愛を叫ぶビジネスモデルが成立してしまった影響もあると思う。

読まなくても観る事が出来る小説が氾濫したのも一因としてある気がする。

以上【巨匠開高健に捧げる】


という面倒くさい前置きしてオススメ作品

小説
芥川龍之介 「藪の中」

漫画
東本昌平 SS第一巻 6話 「あれから僕は。」

アニメーション
イノセンス

【映画】
該当なし

以上文学的に非常に良く出来てる作品です。

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