- 名前
- ダックン
- 性別
- ♂
- 年齢
- 51歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 気付けば40代、40にして惑わなくなった方もいるらしいけど。。。
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初歌舞伎 其の7 曽我綉俠御所染 御所五郎蔵 Episode1
2014年09月23日 23:58
最後の演目、曽我綉俠御所染(そがもようたてしのごしょぞめ)
御所五郎蔵が始まりました。
曽我綉俠御所染、江戸時代後期の作品で、全六幕の内
後半の五幕目にあたる御所五郎蔵が今日の演目です。
四幕目までのあらすじは、陸奥国の大名である浅間巴之丞の
家臣であった須崎角弥が、腰元の皐月と恋仲となるが、皐月を
横恋慕する剣術指南役の星影土右衛門に知られ、その関係を
バラされてしまい死罪になるところを巴之丞の母の温情で命を助けられ、
角弥は武士の身分を捨て町人となって皐月と都へ向かい、
訳あって追放の身となった土右衛門も皐月を追うという内容です。
それでもって、今回の五幕目は、都の五條坂中之町甲屋の廓(くるわ遊郭の事)で、
土右衛門と五郎蔵(須崎角弥)が再会をし、その後、かつての君主
浅間巴之丞の廓の代金200両の金策に奔走する五郎蔵の為に
皐月がお金を工面しようと、その状況を知って200両と引き換えに
自分のものになれと迫る土右衛門の提案を受け入れ五郎蔵の
力になおうとするが、一本気の五郎蔵は手切れ金という名目の
200両を受け取らないうえに、皐月の裏切りに怒り狂って、
土右衛門ごと皐月を切り殺そうとするという話しになります。
舞台の上手から土右衛門とその子分が登場し、下手の花道から
五郎蔵と子分が現れました。
再会の話しをすると、江戸後期の作品だからなのか、台詞が
ほぼ全部聞き取れます。
二人の声を比べると、五郎蔵の声の方が自分は好みですねぇ
市川染五郎のファンになりそうです
そして、喧嘩になりそうになりますが、、、、ここで甲屋のおかみが登場し
間に割って入り喧嘩は一まず次回に持ち越しという事になります。
舞台が廓の部屋に変わり、200両の工面の段になります。
いくら恩があるからといえ、アホな旧主の借金の肩代わりを
する事になるとは五郎蔵は一本気過ぎます。。
というか、そんな恥ずかしい相談をよく人にできたもんだと
旧主の恥知らずには呆れてきます。。。
しか~~し、五郎蔵はお金を工面出来ず、、、、
それを知った土右衛門が卑怯な手に出ます、、、、
「へへへ、、、お前の大好きな五郎蔵を助けたくば、、オレの女になれい!!」
(※実際にはこんな台詞ではありません)
土右衛門、卑怯です。
200両を餌に皐月に言い寄り、五郎蔵の力になりたい皐月は
泣く泣く離縁状を書き、それを手に喜ぶ土右衛門
もう、頭の中は今夜の皐月とのピンクな夜一色な事でしょう。。
その時、借金取りと一緒に廓に五郎蔵が現れます。
借金取りは五郎蔵に
「五郎蔵さんだからこそ今まで待っているんですが、今日中に200両なんとか
ならなければアホな旧主のとこに取立てに行かなきゃならない・・・」
的な事を言われ、五郎蔵、大ピーンチ
でも、五郎蔵にお金のあては無く、、、、
その時、土右衛門の子分から皐月から離縁状が渡され、
甲斐性の無い五郎蔵に愛想が尽きたといった内容に驚き、
皐月に真意を確かめます。
しかし、皐月は手切れ金として200両を持っていってくれと
気持ちを変えません。
意を決した五郎蔵は、、、、
「手切れ金をもらったなんて恥をかけるか」
と、200両を受け取りません、、、
今度は皐月がピーンチ
五郎蔵の為に離縁状まで書いたのに、完全に裏目です。。。
200両を受け取らなかった五郎蔵は、卑屈に開き直り、
借金など知るかと、自暴自棄になってその場を去ります。。。
その後、頭の中がピンク一色の土右衛門が、楽しい夜を過ごそうと
皐月を廓から連れ出そうとしますが、、、、
皐月、必殺の仮病、、、持病の癪(しゃく)が、、、、、発動です
土右衛門は、あまりの都合の良い癪を疑います。
そこに売れっ子の逢州(おうしゅう)が登場します。
ちなみに、この逢州は、バカ旧主が200両を使った相手です。
逢州は「皐月ちゃんの癪はよくあるのよ・・・」と苦しい言い訳をしますが、、、
あら、、土右衛門は意外にあっさりと逢州の言う事を聞きます。。
しかし、このまま手ぶらで帰るところを見られては面目が立たないと、、、
土右衛門がダダをこねます。。。
そこで逢州は、「皐月ちゃんのフリをしてアタシが一緒に行けばオッケー」と
皐月と着物を入れ替えて、土右衛門と一緒に廓を出るのでした。。。
続く
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