エレキ

ギャハハハ

今では、誰でも知ってるし、知らないヤツはアホだわナ。

オレが中2のとき、それはそれは、スゲー、フィーバーだった。

も、AKB48以上に、どこでも、誰でもエレキに夢中。

言ってみれば、も、音楽、とゆーより、それまで、

レコード、もっとも、このときは、ドーナッツ版と言って、
45cm、ムカシのLP版を半分にして回転数が早かった、が、主流だった。

LP版は2000円以上で、ソー誰にでも、簡単に買えるものでなかったが、
ドーナッツ版は500円前後で、誰にでも買えた。

だから、レコードって言えば、当時はドーナツ盤のことだった。

裏表2曲、ギャハハハ。

コレが、だいたいラジオとレコード、そして、テレビの音楽番組。

80年代にLP版は、ぜ～んぶ､CDに駆逐されてしまったが。

このテレビラジオ、レコードがクラシックとはまったく別に、一般庶民には、
歌謡曲、として、一大ジャンルだった。

美空ひばりを筆頭に、橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦、もちろん裕次郎、旭も入る。


ところが、このクニに、

エレキが出現、もっとも、アメリカから、入ってきたのだが、したことで、

それまでの、歌謡曲が、粉砕されてしまった。

直接の影響は、ベンチャーズとビートルズ、ギャハハハ。


と、同時に、これまた、フォークソング、ギャハハハ。

アメリカ版フォークソングが、日本に入って、たちまち、猖獗を極めた。

日本の、歌謡曲は息の根を止められてしまった。

このクニの若の者は、ぜ～んぶ、エレキと生ギターを抱えてフォークソングに。


エレキのベンチャーズは、演奏だけで、歌がないから、それほど問題はなかったが、

ビートルズは、違う。

ビートルズ自身にはなにも過激なことはなかったが、エレキギターで歌っていたことが、
大きな、大きな、誤解を生んだ。

エレキのあの、喧噪な音が、日本人、ニッポンジンに脳天を割ってしまった。

まさに、ビートルズは、このクニにかつてあった歌謡曲とゆー庶民音楽界にたいして、
黒船、4隻のペリー来港だった。

で、このクニでは、ビートルズは、犯罪者集団になってしまった。
学校では布告を出して、ビートルズのレコードを買う者は、
不良、

歌う者は、
不良、

のレッテルを容赦なく貼った。

あまつさえ、右よりは街に街宣車を繰り出して、

美しい日本を守れ、

と騒ぎ立てた。

ビートルズが日本に来たときは、まさに、戒厳令の、雰囲気だった。
繰り出した警官は、史上最高、ギャハハハ。


あのとき、ポールが、マイクを向けられると、､

オレたちは歌いにきただけだが、

なにか？

ビートルズに罪はないが、あのエレキの騒音のヨーな音が、このクニにはあんまりにも、

衝撃だった。


だから、このクニでは、エレキの前と後では、まるっきり違う。

エレキの前では、美しい日本、後では、やかましい日本、

オモシレー


一番にいい例が、石原裕次郎と加山雄三だ。

加山雄三は、エレキを抱えて颯爽と登場した。エレキの若大将、ギャハハ。

加山雄三はエレキを抱えてるため、今でもそんなに、温度差はない。
しかし、石原裕次郎はエレキ前だったため、も、なつめろ、そのもの。

方やエイトビートのロックのリズムで違和感はないが、も、一方は、かったるい歌謡曲。


もう一つの、フォークソングはエレキではないが、

自分で、あろーことか、歌を作ることを、催促した。

わかりやすくゆーと、シンガーソングライター、である。

このクニのほとんど、せ～んぶの、若者が、うたで、

自己主張を始めた。

も、このクニには、2000年の開闢以来の、デキゴト。

とーぜん、ウイシャールオーバーカム、と、うたえば、

ビートルズと、同じヨーに、

不良、

このクニでは、自己主張は犯罪者集団。

ギャハハハ、オモシレー

で、犯罪集団の元祖は、ボブデラン、


今でも、加山雄三は古くはないが、裕次郎、美空ひばりは、なつめろ。

エレキの前と後では、たった、3年。

エレキの前の、3年前は、日本では歌謡曲とゆー恐竜が、跋扈してた。

しかし、

エレキとゆー隕石で、消滅してしまった、

やっと、息絶え絶えに生き延びたの者は、場末の安酒場に

演歌とゆー名ででて～いま～す～。



今でも、このクニでは国会前で、自己主張する者は、

犯罪者集団

オモシレー


ニッポンジンにとって、今でも理解困難なのが、

エレキとフォークとゆー、自己主張



聖徳太子も罪な男である、今に至るまで、若者を犯罪者集団に仕立ててる。



ギャハハハ