- 名前
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- 見た目細身の天然ってよくいわれます。でもけっこうしっかりしてます。自分的に。映画と読...
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「爆心 長崎の空」レビュー☆
2013年06月20日 23:14
北乃きい、稲森いずみ主演他。女子大生・清水(北乃きい)は、些細なケンカをしたまま、突然母を亡くしてしまう。一方、カトリックの家庭に生まれ育った砂織(稲森いずみ)は、娘を失った悲しみを忘れることができずにいた。ある日、新たに妊娠が発覚した砂織は、浦上天主堂近くで清水と偶然知り合い、心を通わせていく。戦後68年の被爆地・長崎から今の日本へ届けたい、再生への想い。キリスト信仰が根ざす被爆地・長崎に暮す人々のごく当たり前だけどかけがえのない暮らしに差し込む一筋の希望を描く感動の物語です。
5/10点!!戦争ものというよりは、300年続くキリスト教の信仰と弾圧と、原爆の歴史がある長崎に暮らす人々が、命に対して、誠実に真っ直ぐ向き合う姿を描いた作品です。6つの短編を繋いだそうですが、核となる清水と砂織が出会い、心を通わせるシーンは不自然だし、サラッと描き過ぎてるかなぁと思いました。普通、車の前に飛び出して幻覚を見ている女性が「あなたにも見える?」と聞いて来ても、見えるとは言わないし、その後、互いの肉親を亡くした悲しみを告白する流れには、中々ならないと思います。それをいかに自然に見せるかがポイントだったと思うので、残念です。柳楽くんと池脇ちゃんのシーンは、ナチュラルでとても良かったです。(好きな二人♪)砂織の、「被爆二世だから我が子が死んだのかも知れない、お腹の子もまたそうなるかも知れない、次は絶対に壊れる、助けて!」という叫びは、同じ母親として、計り知れない恐怖で、壊れる、助けて、という気持ちは、心に突き刺さりました。被爆して、繋げていた命が絶えて、ゼロからまた繋げていって、そういう気持ちで長崎にとどまり、暮らす若者も沢山いるんだとわかりました。実際、そこに暮らさないとわからない感覚なんでしょうけど。ラスト、とっ散らかったまま終わるので、伝わりにくいと思いますが、あと十数年で、被爆体験者がいなくなる今、生命を、想いを繋ぐ事の大切さを改めて教えてくれる作品(のはず)です。2013年公開。
このデジログへのコメント
> GRAYさん
恋愛はあるけど、そんなに重要要素には描かれてなかったと思います。主演の二人の演技力があれば評価上がったと思います。泣くシーンでも泣けなかったので。
「8月のラプソディー」とか、自分の育った街が舞台だと微妙な感じです。。
> Hiro7100さん
長崎出身の方なのですか?私は祖母が九州の方なので、長崎は古着がオシャレな街という印象です。世代で違うんでしょうね。
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