- 名前
- タナケン
- 性別
- ♂
- 年齢
- 55歳
- 住所
- 東京
- 自己紹介
- 口から生まれてきた?(←ナメック星人じゃないよ(笑))らしく,話したりするのが大好き...
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イライラ…そんな時には一呼吸
2006年11月06日 19:40
金曜の真夜中に,「夜回り先生」のドキュメンタリーが放映されていた。
「夜回り先生」っていうのが妙にダサいネーミングだが,思わず引き込まれてみてしまった。
いわゆる不良少年・少女を更生させるために,夜の街に出て行って指導(といっても叱ったりはしない)するような人だ。
彼の話全てが,恐らく真実の経験に基づくものなのだろう,普通の講演と様子はさして変わらない。
ところが,その話がこちらにグサグサと突き刺さってくるような印象を受けた。
実際に経験した話には,真実のみが持つ「生々しさ」のようなものがある。
彼が言うには「悩みの質が数年前から変わってきた」ようなのである。
見た目にはごく普通の子供達が連絡をしてくるようになったらしい。
それは彼がある中学で講演をした後のことで,1人の女の子が控え室のようなところにやってきて,「相談をしたい」というのだが,どう見ても何も問題の無いような子だった。
しかし,その腕をまくった時,そこには無数の切り傷があった。
「先生,話を聞いて下さい…」
今問題を抱えている子供達は,心の優しい,だから誰に対しても怒ったり文句を言ったり出来ない,そんな子達なのだそうだ。
そして,その子達はそういう問題がつもりにつもった時に,自分の体を傷つけてそれを発散しているということだった。
そして,その先生は,そういう行為をすぐに「やめなさい」といってはいけないと警告する。
何故か?それは彼らが「生きるために体を傷つけている」からだと言う。
それを止めるのではなく,そういうことをする原因を取り去ってやることが大切だという。
今はなにかと怒る・怒られるという関係で世の中が成り立ってしまっているから,そのツケが子供達に回っているのだという。
子供達を怒るばかりではなく,褒めてあげる,そっと抱きしめてあげる,そんな行為だけでも随分子供達は救われるという。
ふと,あんまり人を褒めるということが得意ではない自分を思った。
皆さんは,怒ってばかりではありませんか?
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